【子育て】【思春期】「思春期」の子どもとのかかわりで知っておきたいこと。
「JUNは、反抗期がなかったから。」と母親から言い聞かされてきたJUNです!
「いや、あったと思うけど。」と思うのは、僕の考えで、母親からしてみるとなかった模様。きっと、人間は記憶を自分の都合の良いように書き換えていくので、とりあえずそっとしておこうと思っている今日この頃。
本日は、そんな話題。
やはり「子育て」にイベントがあるとしたら、「思春期」というフェスティバルはなかなかのインパクトを残すことでしょう。しかし、往々にして衝撃を受けるのは親御さんの方で、子どもは毎日を「普通」に生きている結果とも言えます。
ということは、やはり親御さんの見方・考え方をバージョンアップすることが良さそうです。そんな親御さんの気持ちが少しでも軽くなる情報をまとめましたので、ぜひとも読んでくださいね!
▶「大人」なようで「子ども」の期間。
学校で子どもたちと接していると、様々な思いを抱きます。
授業中の話し合いを聞いて、
「考えていることが大人と変わらないんじゃないか!」
と驚かされることも少なくありません。
一方、良い意味で「子どもらしい。」というか、「本能的」と言うか、「考えなし」というか、「衝動的」な行動に走り、自分のしたことを振り返らなくてはならないような場面も訪れます。
その時に、「何でこんなことをしたの?」と聞くと、「それほど大した理由はないのですが。」なんてことはざらにあります。もちろん、その子が言いにくいことを抱えていることもあるでしょう。しかし、何度ふり返っても、行動と結果のバランスが取れるような理由が聞き出せない場合もあるのです。
このように、「思春期」の子どもたちは、ひどくバランスが取れていない印象をうけるかもしれません。
しかし、それがダメだという訳ではありません。やはり、「大人になる過程なんだ。」と捉えることが必要なのです。
僕が調べた情報によると、「思春期」の子どもは、
「大人のような思考をしているように見えて、長期的な影響や複雑な選択肢を考えることが十分にできない。」
というのです。また、
「自分の行動がどのような結果と結び付くかは、経験から学ぶしかない。」
とも言えます。
やはり、「思春期」の子どもというのは、「大人」というカテゴリに配属される前段階なのです。
▶あふれ出す「エネルギー」をどうするか。
さて、「思春期」の子どもとかかわっていく上で大人が知っておかなくてはならないことをもう1つ紹介します。それは、
「なぜ、大人から見て『考えなし。』の行動に走ってしまうのか。」
ということです。
これは、「思春期」というエネルギーが燃え滾った時期だからこそ特有ものでもあります。単純に言うと、
「大人と同じようなことができるという思いが強まるのに対して、大人側の抑圧が強まり、その枠のなかに収まることができなくなった結果。」
といえるでしょう。
話は古くなってしまいますが、おじいちゃん、おばあちゃんが生まれたもっと昔の世の中。もっと生きるのに必死だった時代は、子どもも何かしらの役割を担っていました。そして、立派に家計を回していたのです。
しかし、現代では子どもが家計にとって必要不可欠な働き手になることは多くありません。役割を免除された結果、いつ結果が出るか分からないような「将来」というざっくりした目標に向かって走らされます。
しかし、「昔」も「今」も子どもの燃え滾るエネルギーが減少したことはありません。「今」も変わらず激しく燃え続けています。
だからこそ、大人と同じような挑戦をできる「環境」が必要なのです。
何も家庭だけではありません。学校でも「多様な居場づくり」は、必要不可欠です。特に、エネルギーが溢れだした子どもたちを留め置くには、「教室」という狭い空間では収まりきらないこともあるでしょう。
僕たち教師が考えるべきなのは、子どもたちのエネルギーを発散させることができるような「環境づくり」なのです!!
▶まとめ。
本記事では、「子どもたちが、エネルギーを使える環境を提供しよう!」という内容をまとめました。
まさに、僕が塾を開くきっかけになった話題で思わず力が入ってしまいました。子どもは、大人が思っている以上に様々なことを知っていて、考えています。
そのような子どもの思いを考えることなく大人側から押し付けると、よくない結果につながること自明の理ですよね。
大切なのは、押さえ込むのではなく、チャレンジさせること! そして、チャレンジしたことを認め、「うまくいったこと。」「うまくいかなかったこと。」を共に考えてフィードバックすることなのではないかと思うのです。
「経験」こそ人生における「財産」。人生における全てを親や教師が教えることなんてできないのですから、子どもの学びの環境を整えてあげることに力を注ぎましょう!!
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