ホームスクーリングに大切なのは、「目標」と「フィードバック」。
学習選択制を推奨しているJUNです!
公立学校でもオンラインが確実に広がっています! 面談にもzoomを取り入れる方針が決まり、あれほど変化に乏しかった教育界も一気に可能性が広がっています。我が学級もYouTubeに挑戦中ですが、取り組みへのハードルがもう少し下がると、より学校の教育活動を伝えることができる「開かれた学校」が実現するのではと感じています。
その学習形態の1つとして、「ホームスクーリング」を広げていくのが、僕の今後の活動方針なのですが、本日の記事は、ホームスクーリングのメリットについて記事化させていただきます。
▶「学校」というシステムの限界。
例えば、算数の割り算が不人気な理由は、単純に作業量の多さによります。
①筆算をかく。
②およそで商の見当をつける。
③商をたてる。
④引き算をする。
⑤数字を下ろす。
高学年レベルの割り算になるとこれらの作業を繰り返すのですか、⑤の段階にたどり着く前に道のりが辛すぎて諦めてしまう子どもがいます。
さらに、割り算の筆算をクリアするには、掛け算マスターになることが必須ですし、概数を使えることも大切です。
このように割り算の筆算には、膨大な「身につけておくべき力」が必要になってくるわけです。
このような事実の中、学校の算数では、集団での授業がまだまだ当たり前に行われています。しかし、高学年にもなると学級の子どもの学力がある程度均衡しているなんてありえません。本来であれば、子どもの習熟度に合わせてニーズを把握し、スモールステップで進めていく必要があるのですが、様々な難しさにより、一人ひとりに合った学習を提供することは不可能です。
さらに、子ども自信が特別な支援を嫌がるという場合もあります。以前の記事で書いたように、
「特別扱いをすることにより、より『勉強ができない。』という意識を刷り込んでしまう。」
デメリットも発生します。
学校にはこのような歯がゆさがあります。
本来であれば、「自分に合った学習内容と方法を選んで取り組む。」ことが有益なのですが、なかなか難しいのが現状です。
このような難しい状況を打破するには、学習の選択制が必要であり、その選択の1つとして「ホームスクーリング」を取り入れることで、
「子どものニーズに合わせた学習支援。」
ができるのです。
「学習内容」の決定が自由なのは言うまでもありません。学習を進めていて必要があればいつでも「過去の学習にもどる」ことができます。さらに、学習時間も「子どものペースに合わせて組む」こともできます。集中力が維持するのであれば、区切る必要はありませんし、なかなか調子が出ないようであれば、短く区切ってモチベーションの向上をはかるという手立てもできるのです!
▶スモールステップ&フィードバック
学校の難しさについて触れたところで、ホームスクーリングの際に意識したい「目標設定」について紹介します。
まず、一番重要なことは、目標達成までのプロセスを具体的に書き出すということです。
試しに割り算の筆算のプロセスを振り返ってみましょう。
①筆算をかく。
②およそで商の見当をつける。
③商をたてる。
④引き算をする。
⑤数字を下ろす。
このように手順を書き出し、①から順に取り組んでいきましょう。大切なのは「終わりの時間を設定しておく」ということです。練習の途中で終わりになっていまっても構いません。一度に全てをクリアしなくても良いのです。
そして学習の最後に必ずやらないといけないことは、
「フィードバック」
です。
「どこまでできるようになったのか。そして、目標を達成するまでにいくつのステップが残っているのか。」
を具体的に確認しましょう。
そして、目標を確実にクリアできるまで続けることが成功のポイントです!
▶まとめ。
本日は、「勉強は必ずできるようになる!」という内容をまとめました。
本来は公共の教育機関である学校がこのような学習の進め方ができれば良いのですが、現状のシステムでは難しいでしょう!
だからこそ、「ホームスクーリング」を取り入れることで、学習効果を最大限発揮することができるのです!