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【勉強法】「ご褒美」の正しい使い方とは。

コーヒー屋さんに希望が見え始めたJUNです。

やはり、できるかどうか判断するより、「とにかくやってみたい!」と素直に言いまわっているのが正解ということですね。

本日は、そんな話題。

先日、こんな記事を書きました。

ざっくりまとめると、

「最初から『自制心』をあてにするよりも、いっそのこと終わった後の『ご褒美』を目的にした方がハードルを乗り越えやすいよ。」

という内容です。

ときに、「報酬を目的にするなんて・・・。」という考えた方もありますが、やはり、「報酬」の威力はばかになりません。

だったら、「報酬は正しく使おうじゃないか!」という内容を記事にしてみました。

ぜひとも、「報酬」を効果的に用いて、「目標達成」の手立てとしてくださいね。

▼「ご褒美」の正しい使い方とは❶

早速、おもしろい実験からご紹介します。

2008年にニューヨーク州の研究チームは、「病院内での手洗い率の上昇」を目標として実験を実施しました。
#事実はなぜ人の意見を変えられないのか

それまで、手洗いを促進するために「注意書き」がいたるところに貼られていたのですが、どうやら効果があまり得られなかったようなのです。

そこで研究チームは、「監視カメラ」の設置に踏み切りました。ちなみに、病院スタッフには、「カメラの設置」について教えてあるので、こっそり見守っていた訳ではありません。

しかし、「見られている」と知っているのにもかかわらず、「手洗い率はそれほど上昇しない」という結果になりました。

このような厳しい状況を打破したのは、実は「報酬」だったのです。

気になるのは、「どんな高額な報酬なのか?」ということですよね。

しかし、おもしろいのは、「報酬=お金」ではないのです。

病院の手洗い率を爆上げした「報酬」とはなんと、

「フィードバック!」

だったのです!

これでは、「?」だと思いますので、もう少し詳しく書くと、

「電光掲示板を設置し、スタッフが手を洗うたびに数値が上がっていく様子を示した。」

という驚くほど単純な「報酬」だったのです。

さて、この「報酬」の利用法にも踏み込んでいきましょう。

▼「ご褒美」の正しい使い方とは❷

病院スタッフの手洗い率を爆上げしたのは、

「電光掲示板の数値が上昇していく様子と『よくできました!』というコメントだった。」

という事実は、僕たちの生活にも簡単に取り入れられます。

なぜ、このような単純な方法がこんなにも効果的なのかというと、その答えは僕たちの「本能」に影響を与えるからなのです。

ざっくり説明すると、僕たちは、

「自分にとってプラスになるものに近づき、マイナスになるものからは遠ざかる。」

という基本的な本能をもっています。

だからこそ、「近い未来に受け取れるであろう報酬」の効果は絶大なのです。

この「本能」を勉強に取り入れるのであれば、

・勉強が終わったら、読みかけの本を読むことができる。
・勉強が終わったら、ハマっているゲームをすることができる。
・勉強が終わったら、おいしいケーキを食べることができる。

という「近い将来の報酬」は、「めんどくさい気持ち」を「自制心」でふりはらって取り組むよりも絶大な効果を発揮するのです。

ここで、「おすすめできない間違った方法」も情報として添えておきます。

それは、

「〇〇をしたら、◇◇を失う。」

という、いわゆる「罰」のような方法です。

先ほどもちらっと触れましたが、人間は「得られると思っていたものが得られない」という状況を嫌います。

だからこそ、「失ってしまうという危機感では、モチベーションを高めることはできない」ということが知られているのです。

ぜひとも、「ご褒美」の力を上手に活用して、子どもさんのモチベーションを高めてくださいね。

▼まとめ。

本記事では、「やっぱり、モチベーションを上げるにはご褒美が有効だよ!」という内容をまとめました。

ちなみに、「ご褒美」と同じくらい強い力が、「習慣の力」です。

「勉強する時間」が生活スタイルの中に馴染んでしまえば、もはや「ご褒美」が必要なくなる可能性があります。

だからこそ、「ご褒美がないと勉強をしなくなってしまう」という心配は、「勉強するということが習慣化する」ことでなくなります。

ぜひとも、生活スタイルの中に「勉強時間」が馴染むくらい続けられるよう工夫してみてくださいね。


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