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【定期購読マガジン】孤独を好む人がクリエイティブな人である可能性

多様な生き方が受け入れられつつある現代において、まだまだ「外向型」のきらきらした生活が共感を呼びがち。

しかし、世の中には毎日がスペシャルDAYと決め、新緑の街路樹を気心しれた仲間たちと共に闊歩するような日々に関心を引かれない人たちもいるのです。

そんなパーソナリティをもった人、いわゆる内向型であり「孤独」を好む人を主人公として、孤独な人のメリットをご紹介するのが本記事。

本日のテーマは、孤独の人の専売特許である「クリエイティビティ」についてご紹介。

クリエイティビティと言えば、孤独を楽しむことができる人だからこそ活躍することができる分野です。

しかし、孤独な人は孤独を好む故、クリエイティブで活躍するためには、必然的に周囲のサポートが必要になる。

ぜひとも、サポートしたい芸術家が身の回りにいる方も、そのサポート方法に視点をおいて読んでみてくださいね。

▼孤独を好むクリエイティブな人

「孤独を好む人がクリエイティビティが高い」というのは、広く知られています。歴史に名を残す芸術家って、なんとなく「一人ぼっちで黙々と鬼作業」とか「ちょっと性格が変わっている」なんてイメージないですか。

もしくは、音楽界のレジェンド的な人が「精神的に不安定だった」みたいな逸話、聞いたことがないでしょうか。

このように、どんなジャンルにおいてもクリエイティビティを発揮する仕事で成果を残している人は、よい意味で「普通」ではないのでしょう。

だからこそ、人間関係にも苦労するなんてイメージもつきまといます。

ただ、そのようなイメージが、全て間違っているとも言い難い。実際に外向型の人のように充実した人間関係を深めていくなんて努力はしない。

というか、心底興味がない!なんて言っても大げさではないでしょう。

しかし、そこがクリエイティビティの高い孤独の達人の生きる道。

自分のプロジェクトを前進させることに全身全霊を注ぎ込むことが彼らの全てであり、「よそよそしい」とか「自分勝手」と思われたとしても何のデメリットでもないのです。

ちょっと難しい言葉でまとめれば、一般的な慣習にとらわれることなく、人間関係において好印象を求めるでもない、独立性と自立性を獲得しているからこそ、クリエイティビティを発揮することができるのです。

このような特性は、学校生活でもかなり話題となるところ。

先生にとっては「切り替えができない」、「話を聞けない」、「みんなと同じ課題ができない」なんて学級の注目児童となること間違いなし。

しかし、この問題は、問題とするから問題なのです。

何を言っているんだ?というと、「学校」という組織の一員となることを求められるから彼らがもち合わせている能力を発揮することができないということ。

内向型でクリエイティビティ高めの子どもたちにとってみれば、「考えることや行動を制限されること」は苦痛以外の何ものでもないのです。

▼クリエイティブな子どもと生活スタイル

先ほど、「学校」という場所を舞台に話を進めていきましょう。

まずは、クリエイティブな子どもと成績の関係をはっきりさせたいと思います。

結論を言うと、「クリエイティブな子どもは、オールAのような秀才ではない」ということが分かっています。

しかし、特定の分野、その子どもが好き!と思えるジャンルでは、素晴らしい成績を残しているということも確認されています。

担任の先生としては分かりますよ。これまでたくさんの子どもたちを見てきましたから。先生の促しを華麗にスルーするくらいの集中力、没頭力はさすがの一言でしょう。

しかし、学校とか学級という集団を運営していくと考えると、その集中をいったんストップして次の活動に移らざるを得ません。そこが心苦しいところですよね。

さらに、子どもを育てる環境として影響が大きい「家庭」についてもさらっとまとめておきます。

ずばり、クリエイティブな人たちの学生時代の過ごし方を調査することで、いくつかの共通点が見つかりました。

・家族から個人として尊重されていたこと
・自分の好きなことをとことんやらせてもらえたこと
・自主性を大切に考えられていたこと
・両親と親密過ぎず、ほどよい距離間だったこと
・極端な子育てをされていなかったこと

などなど。

乱暴にまとめると、親だとしても「干渉しすぎず、子どもの選択を尊重しやすい距離間をつくっていた」ということでしょう。

このポイントは意外と見過ごしがちなのですが、子どもがどうのこうのよりも親御さんが、「自分の時間」を設定しているかどうかにも大きく左右されるでしょう。

見ているとどうしても口出し、手出ししたくなってしまうのが親心というもの。だからこそ、親御さん自身が自分の時間を設定し、主体的に人生を生き抜いているお手本を見せてあげることが最大の教育なのです。

▼クリエイティブ度チェックテスト

ここまで孤独な人はクリエイティブな人という可能性もある!と書いてきましたが、「そもそも自分がクリエイティブなのかどうかも分からない?」という場合もあるでしょう。

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