【勉強法】勉強を楽しくする4つの条件
子どもたちが学校で話す話題と言えば「ゲーム」でしょう。
親御さんの面談でも「ゲームばっかり…」という話題はかなりの割合で出てきます。そんなお悩みを聞きながらふと疑問に思ったことは「なぜ、ゲームは多くの人を魅了するのか」ということ。
調べてみたのはいいものの、ゲームというのはめちゃくちゃ頭のキレる人たちがなるべくゲームの世界から離脱しないようあの手この手を使って作っている。
そんな工夫の塊ですから、生半可な意志力では太刀打ちできない訳です。
しかし、そんなゲームに使われているテクニックを勉強に転用したらどうでしょう。もしかしたら、勉強の世界から戻ってこれなくなる…とは思えませんが、勉強に対してちょっとだけ前向きになるくらいの効果はあると思うのです。
そんな願いを込め、面白いゲームに使われる条件4つを紹介しつつ、勉強に転用できないものか検討する回となっております。
ぜひとも、ゲーム級におもしろい勉強を子どもたちに提供してあげてくださいね。
▼おもしろいゲームにする4つの条件
ずばり、4つの条件から紹介します。
でございます。
#残酷すぎる成功法則
それぞれについてざっくり解説していきます。
▼勉強をおもしろくする条件①~勝てること~
当然ですが、ゲームは勝てないとおもしろくありません。
しかし、人間の難しいところは、「簡単すぎてもおもしろくない」ということ。確実に勝てるという状況にはひかれない訳です。
だからこそ、勉強の難易度にはこだわる必要があります。
前提として、最終的には「分かった!」につなげないといけない。
マインドセットの大切さは、僕の記事でも繰り返し強調してきましたが、自分の能力に無力感を感じてしまうと、「取り敢えずチャレンジ」もままならなくなってしまう。
ここが難しいところではありますが、「何度か挑戦して最後はできた!」くらいのハードルを準備することが最適なのです。
▼勉強をおもしろくする条件②~斬新であること~
続いて求められるのは「斬新さ」でございます。
もちろん、「いつもと同じ」ことは安心感をもたらすので、斬新であればよいということでもない。
しかし、「またか…」と思われることもよくない。
だからこそ、不安にならない程度の変化球を子どもたちに投げてみるということは時に必要なのです。
教師側の視点に立てば、常に同じ授業を繰り返していては授業の幅は広がらないでしょう。
授業内容や構成を10%くらいずつ変化させ、教師側も新たな挑戦をして、子どもたちには結果的に斬新さが提供されるくらいの関係性が勉強をおもしろくするこつなのです。
▼勉強をおもしろくする条件③~適切な目標~
この条件も言わずもがなですが、どこに向かって進んでいるのかを明確に示す必要があります。
もちろん、「テストで100点を取る」というのも立派な目標ですが、それだけだと味気ない。
例えば、国語の物語文を勉強するのであれば、
といった感じで、「その勉強でつけた力をどのように表現するのか」というのが目的になるとよいですよね。
その最終ゴールが子どもたちにとって「やりたい!」と思える内容ならばなおよし!
きっと、勉強に対する熱量も増すことでしょう。
▼勉強をおもしろくする条件④~フィードバック~
最後の条件はフィードバックです。
おもしろいゲームというのは本当にフィードバックが徹底されています。
などなど、飽きさせない工夫がもりだくさん。
そんな工夫を勉強に転用するには少々厳しい感じもしますが、子どもたちへのフィードバックで一工夫できます。
ある実験では、学生の論文にふせんをはり「期待しています!」と書いただけで、「論文の修正に取り組む学生が割合が増加した」なんて報告もあるくらい、先生からのフィードバックというのは効果的。
しかし、フィードバックにも流儀があります。
いくつもあるのですが、一番大切なのは、「即時性」。
きっと、子どもにかかわる大人であれば、子どもに対して「素晴らしい!」と感じた瞬間に褒めますよね?
これが、一週間後だと褒められた子どもも「あっ、はぁ。」となってしまうかもしれない。
だからこそ、なるべくフィードバックを返す期間は早めたほうがいい。
ノートをチェックしてコメントをして子どもを勇気づけたいのであれば、ノートを提出した次の日の方が、子ども自身も自分の頑張りを覚えている可能性が高いのです。
▼まとめ
本記事では、「おもしろいゲームの条件を勉強に当てはめて考えた結果」を紹介させていただきました。
どれも、ちょっとした工夫なのですが、日常生活ってそんなもの。
日々の”ちょっとした”が積もり積もって大きな成果となるのです。
そんな”ちょっとした工夫”で勉強効率を爆上げする方法がこちら👇
ぜひとも、子どもさんにシェアしてあげてくださいね!