子育て中だから実践したい!時間管理と自己ケア~5つのアプローチ~
理想と現実のギャップは、至る所に潜んでいます。
「子育て」も例に洩れません。
様々な調査で、「子育て中は、一時的に幸福度が落ちる」という結果が確認されていますからね。
しかし、ご安心ください。
「子育てが一段落すると幸福度は再び上昇する」ということも確認されていますから。
まぁ、子育てよりも、「結婚」という行事も理想と現実のギャップが大きいことで知られていますが。
本記事では、そんなギャップを埋める方法、「適切な時間管理と自己ケアの実践により、より充実した子育てと個人の時間のバランスを取ること」をテーマとして書いていきます。
ぜひぜひ、できることから試してみてくださいね。
▼子育て中だからこそ実践したい5つのアプローチ
言うまでもなく、親御さんがご機嫌で楽しそうにしていると、子どもさんも楽しい気持ちになるでしょう。
もちろん、逆も然り。
いつまでが子どもか問題もありますが、自分で自分の機嫌を取ることができるようになるのは、どうやら20歳を超えたあたりのよう。
ということは、親と子どものどちらが感情をうまく使いこなせるかと言ったら親であることは明白ですよね。
しかし、親だって人間ですから、時にメンタルが不安定になることもあるでしょう。
そんな不安定さが子どもさんに影響すると、良いことが起きるとは考えにくい。
だからこそ、大人な僕たちは、メンタル不調のサインに気付き、自分なりの方法を実践することで立ち直る必要性があるでしょう。
ここからは、手軽に手をつけやすい方法を5つ紹介します。
①優先順位付け
子育てにおける毎日のタスクってすさまじいですよね。
おまけに、親御さんに都合よく進む訳でもありません。
相手にも気持ちがありますから、互いに相談して協力し合ってタスクをクリアできれば素晴らしいのですが、そう一筋縄ではいきません。
だからこそ、「優先順位付け」が役に立ちます。
日々のタスクを「重要」と「緊急」の2軸で評価してみましょう。
例えば、子どもとの質の高い時間を過ごすことは「重要」ですが、必ずしも「緊急」ではありません。
一方、子どもの急な体調不良への対応は「重要」かつ「緊急」です。
このように分類することで、真に注力すべきことが明確になります。
長期的な目標も考慮に入れましょう。
「子どもの自立心を育てる」という目標があれば、子どもにできることは任せる時間を優先的に確保するなど、日々の行動に反映させることができるのです。
②「完璧」を手放す
子育てに関わらず、「完璧」を目指すことは大きなストレスの源となります。
完璧を求めるのではなく、「まぁまぁ」であることを目指しましょう。
例えば、毎食手作りの栄養バランスの取れた食事を提供することにこだわるのではなく、時には簡単な食事や外食を取り入れることで、食事の準備時間を短縮し、その分を子どもとの会話や自分の休息時間に充てるなど、柔軟な対応を心がけましょう。
「80/20の法則」を意識するのも有効です。
100%の結果をイメージし、そこまでたどり着かなかったとしても目的が達成されたのであれば、良しとしようではありませんか。
③ルーティンの確立
子どもの生活リズムに合わせたルーティンを確立することで、日々の生活にある程度の予測可能性と安定性をもたらすことができます。
これは、子どものためだけでなく、親の時間管理にも役立ちます。
朝と晩のルーティンを作ることで、1日の始まりと終わりが明確になります。
例えば、朝は決まった時間に起きて、子どもと一緒に朝食を取り、身支度をする。夜は決まった時間に家族で過ごす時間を設け、その後は親の時間とするなど。
また、週単位のルーティンも効果的です。
例えば、月曜日は家族会議の日、水曜日は子どもの習い事の日、金曜日は家族でボードゲームを楽しむ日など、曜日ごとに特別な活動を設定することで、生活に変化とリズムをもたらすことができるのです。
④デジタルデトックス
スマートフォンやSNSは便利ですが、同時に大きな時間の浪費源にもなります。
特に子育て中は、子どもと向き合う貴重な時間をデジタル機器に奪われないよう注意が必要です。
スマホが近くにあるだけで、子どもと共有する時間は、大いに妨げられることが分かっています。
余談ですが、幼い子どもが「欲しい物としてスマホを選ぶ」なんてエピソード、聞いたことがありませんか?
もちろん、幼い子どもですから、スマホを使いこなすことはできません。
「だったらなぜ?」と思うのですが、どうやら、「親御さんがいつも見ているから」のよう。
子どもながらに、「きっと大切なもの何だろうなぁ。」と学んでいたのでしょう。
そんな結末にならないためにも、子どもと過ごす時間中はスマートフォンを別の部屋に置くなど、物理的に距離を置くことも大切なのです。
デジタルデトックスにより、子どもとより質の高いコミュニケーションを取れるだけでなく、自分自身の内省の時間も増やすことができます。
⑤自己ケアの時間を優先する
子育ての中で、ともすれば忘れがちなのが自己ケアの時間です。
しかし、親が心身ともに健康でなければ、子どもに最善のケアを提供することはできません。
自己ケアの時間を「重要タスク」として優先順位を高く設定しましょう。
例えば、子どもが寝た後の30分を自分のための時間として確保し、読書や瞑想、軽い運動などを行う。あるいは、週末に数時間だけでも自分の趣味の時間を作るなど、小さな工夫から始めてみてはいかがでしょうか。
また、十分な睡眠も重要な自己ケアの一つです。
可能な限り規則正しい就寝・起床時間を守り、質の良い睡眠を取ることを心がけましょう。
睡眠の話はこちら👇
▼まとめ
本記事は、「子育て中でもできる自己ケア方法」を紹介しました。
これらの方法は、一度にすべてを完璧に実践する必要はありません。
自分の状況に合わせて、できるところから少しずつ取り入れていくことが大切です。
小さな変化の積み重ねが、やがて大きな変化となりますからね。
ぜひとも、これらの方法を参考に、自分なりの時間管理と自己ケアの方法を見つけてくださいね。