詩「私はどうやって死ぬのだろうか」
私はどうやって死ぬのだろうか
流行りの疫病にかかって
苦しみながら死ぬのだろうか
誰にも看取られずに
それともガンや難病を宣告されて
人工呼吸機に繋がれたまま死ぬのだろうか
誰かに見守られながら
私はどうやって死ぬのだろうか
突然自動車が突っ込んできて
跳ね飛ばされて死ぬのだろうか
さよならも言えずに
それとも痛んだ物を食べて
お腹を壊して死ぬのだろうか
ありがとうも言えずに
私はどうやって死ぬのだろうか
絶望感や悲しみが積み重なって
とっさに飛び降りて死ぬのだろうか
走り書きを残して
それとも冬場のバスルームで倒れて
意識を失ったまま死ぬのだろうか
痛みも苦しみも無く
眠るように
どれも嫌だなあ
だからこそ生きる
力強く生きる