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この施設でもついに
コロナの陽性反応者が出た。今週月曜日の夜に分かったと、翌日火曜日の朝にスタッフさんから聞かされた。
これまでにも通所者では何人か陽性反応者が出ていたようだが、入所者では初めてと言う。
月曜日から急に姿を見かけなくなったところからして、たぶん隣の部屋の住人だろう。
居住のフロワーとは別のフロワーに隔離されているらしいが、その人とは前日の日曜日に食堂やトイレで何度かすれ違っている。コロナが5るいに引き下げられたとは言え、自分もかかるんじゃないかと思うととても不安だった。
だがそんなことよりも、入所者に陽性反応者が出たというのに、スタッフさんは私たち他の入所者に検査をさせるでもなく、
「今後も引き続き予防に努めてください。また少しでも体調に異変を感じた場合はすぐスタッフに伝えてください」
と話しただけで事が終わったのだ。
もしもこれが少し前のことだったら、私たちもPcr検査を受けさせられて、陽性反応が出たら、症状が無くても施設のどこかに隔離されていたのだろう。そしてカリキュラムどころか、施設その物もストップしていたのかもしれない。
しかしそういうこともなく、施設では今日も通常に日々が進んでいる。
コロナが5るいに引き下げられたとは言っても、べつに感染力が弱まったわけでもないだろうし、完全にウイルスが居なくなったわけではないはずだ。なのに5るいに引き下げられたとたん、この普通の日常は何なのだろうか。これまでの息苦しさはいったい何だったのだろうか。何だかものすごく拍子抜けしてしまった。
ちなみにこれを書いている今この瞬間も、体調には全く異変は無い。