きのこパスタ二段仕込み
いつも買わせてもらっている八百屋さんに行けば、安いきのこが今日もあるはずだと思ってのぞいたら、やはりあった。
今日は白いしめじとヒラタケだ。三パック購入。
大葉も安かったので一緒に買う。多少緑は欲しい。
YouTubeを転がすと、色々なレシピが散見するし、どれも美味しいのだが、今回は自分なりにアレンジしてみた。
分量は適当である。
まず、買ってきたきのこを大きなボウルに移す。移すときにいい感じに縦に割く。これをやるとやらないでは仕上がりが全く違うのだ。
その半分をフライパンで空炒りする。あっという間に水分が抜けてキノコの旨みが凝縮する。これを頑張って続けて、一旦、別皿に。
それからニンニク三片を粗みじん切りにしてオリーブオイルでじっくり炒め、唐辛子を投入。続いて半量のきのこを投入して炒め合わせる。そこに最初に炒めたきのこを加え、白だし、酒、味醂、醤油で味付け。薄めでいい。そこにパスタの茹で汁を加えてスープ状にする。
表示時間より二分短めに茹でたパスタをフライパンに入れて、スープを吸わせるように仕上げていく。ここで刻んだ大葉、小葱も投入。今回は450gのパスタだからとてもあおれないが、気分としてはフライパンをあおっている。
味見して、塩気が足りなければ、パラパラと塩。仕上げにバター三片。
味変には、レモン汁・黒胡椒・一味唐辛子・柚子胡椒・粉チーズをテーブルに並べて、出来立てを急いで食べる。
本当に美味しい。
二回に分けて同じきのこを入れるのには訳があって、最初のはきのこの旨みをメインに二回目のは具材としてのきのこをメインに考えて……であるが、食べているうちにどっちがどっちかわからなくなる。
強いて言えば、手間をかけた気分が美味しくさせてくれる。
しかし、しめじをただ炒めても寂しいが、割いたりすると繊維に味が乗るし、フォークで巻きやすくなるのは事実です。
具材にツナやベーコンや鶏肉がなくても、立派に一品として独り立ちさせるにはきのこの種類をいくつかと量だろうか。
調味料は別にしてだけど、300円以下でこれだけ美味しいなら、全然アリだと思う一手間だった。
秋はきのこが美味しい……らしいがパックのものはハウス栽培だろうから、季節がそう関係があるとも思えない。
だけど、やはり秋が似合うパスタである。
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