ずっと愛していける

大人になったような顔で
誰もが忘れてしまっても

無邪気なあの頃に
大好きだった世界を

ブリキ缶に閉じ込めて
冷たい土に埋めたりしない

澄み渡る空の蒼さも
寂しさを運ぶ秋の風も

涙を滲ませた熱さも
背中を押してくれた歌も

愛しいと思ったものを
私はまだまだ愛していける

変わらないことはできないよ
でも覚えているから

私はずっと手放さずに
生きていく

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