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【INTERVIEW】Buzz Kull―パフォーマンスをしているときは、まるで自動操縦しているような感じだね。感じることも考えることもなく、ただ、ステージ上で一人の人間ができる限りの力を発揮しようとしているよ。
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■G is for Gemini(2023)
Buzz Kullはダークウェーブ界のプリンスMarc Dwyerによるプロジェクト。ファースト・アルバム『Chroma』(2017年:Burning Rose)、続くセカンド・アルバム『New Kind Of Cross』(2018年:Burning Rose / Avant! Records / Funeral Party)をリリースして以来、アンダーグラウンド・シーンで信頼を得た。そんなBuzz Kullが2023年11月に待望の LP『Fascination』をリリースする。既に彼を知っている人も、このインタビューで知った人にとってもチェックすべきリリースとなるだろう。
―まず、Buzz Kullを知るための基本的な質問です。
2010年に「I Dissappear」をリリース、プロジェクトのスタートはこの年からですか?どのように始まったのですか?
「I Disappear」のデモをアップロードしたとき、Buzz Kullはまだこの世に存在していなかったんだ。SoundCloudにアップしたのは、単にストレージとして使えると思ったからで、独自のアルゴリズムを持っているとは知らなかったんだ。数週間後、このデモは聴くべき人々を見つけたので、僕はBuzz Kullを追求することにしたんだ。その後、ミックスも録音も不十分なデモをいくつか作ったけど、実際は自分が何をしているのか全く分かっていなかったよ。
―当初はデュオとして紹介されていましたが、しばらくしてソロになったのでしょうか?それともデュオは一時的な形態だったのでしょうか?
「I Disappear」で注目された事は全く予想外の事だったし、一人で演奏するのは気が進まなかったんだ。Rebecca Liston(レベッカ・リストン)が加わって、最初の数年間は2人でレコーディングやショーに出演していたよ。レベッカは別の州で勉強をするためにBuzz Kullを辞めて、今もParsnipで音楽を作っている。だから僕は、自分のペースでBuzz Kullを一人で続けていたんだ。やがて、自分の進むべき方向が定まって、ライブでのパフォーマンスも心地良く感じるようになってきたんだよ。
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