介護職に携わるきっかけ
事務職しかしてこなかった私。
娘が産まれてからは、金融機関で窓口業務。
手続き書に基づくマニュアル業務ですが、人と人の関わりにおいては臨機応変さが求められます。
その中で高齢者との銀行窓口でのやり取りには苦労します。「印鑑不明」「暗証番号不一致」「通帳紛失」「振込先相違」等々…
耳が遠い、字がうまく書けない、杖でヨロヨロしながら来店する…手続き以外にもいろいろあります。
年金支給日は、出金しに来る高齢者で、お祭りのようになります。
でも、私はそれが好きでしたし、危険がないよう声掛けしたりしていました。
高齢者との関わりにやりがいがあったこと、父が若年性認知症だったこと、この2点が私のその後を変えるきっかけになります。
銀行での勤務をしながら、介護資格をとる為に学校に通いました。その後、本部へ異動があり、実務に携わったのは、父が他界してからでした。
この転職が私に新たな気付きをくれたのです。
続く…