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あの人と仕事をしたい思われるための広報の力

クリエイターとして活動していると、自分の作品の魅力をどうやって伝えるか、悩むことがありませんか?
心を込めて作った作品の魅力が十分に伝わらないとしたら、とてももったいないですよね。

そこで私が大切にしているのが 「言葉にする力」 を活かした広報です。広報とは決して「媚びる」ものではありません。むしろここでは自分の想いやこだわりを正直に、そして誠実に伝える力の大切さをお伝えしたいと思います。言葉の力があるとお客様だけでなく、バイヤーやイベント主催者にも「この作家さんと一緒に仕事をしたい」と思ってもらえる存在になれると思います。


言葉で伝える力の大切さを感じたエピソード

私は娘が受験生の為、色々な中学校の説明会に参加したり、学校概要を調べたりする機会があります。

先日ある私立中学校の特集記事を拝見した時のこと。その学校の校長先生が以前広報の仕事を任された際のエピソードで、一つ興味深いものがありました。

民間企業のご友人から「広報の役割は何だと思う?」と聞かれ、「学校の良さを知ってもらうこと」と答えたところ、こう返されたそうです。

「それも大事だけど、本当の広報の役割は、外からどう見られているかを知り、それをもとに自分たちをもっと良くすることだよ」

この言葉を拝見したときに、これは仕事やクリエイターとしての活動にも当てはまることだなと思いました。自分の作品や活動をただ「良いですよ」と発信するだけではなく、外からの目線や評価を取り入れながら、より多くの人に届く形で自分の魅力を伝えることが重要なのだと、改めて気づきました。

バイヤーやイベント主催者に「選ばれるクリエイター」になるために

このように言葉で自分の魅力を伝えることができれば、相手に「この作家さんと一緒にやりたい」と思わせる力になると思います。以下に3つポイントを書いてみました。

1. 自分のスタイルや強みを明確にする
「私は天然の素材を活かしたシンプルで温かみのあるデザインを得意としています」など、あなたの作品の特徴やこだわりを簡潔に伝える言葉を持つと、差別化ポイントがわかり特徴がはっきりします。

2. 相手の視点を意識する
ただ「私の作品はかわいい」「おすすめです」と伝えるだけではなく、バイヤーやイベント主催者にとって「この作品はイベントで話題を呼びそうだ」「販売実績が上がりそうだ」と思ってもらえるように、相手の目線で魅力が伝わると良いです。

例:
• 「手に取った方が思わず笑顔になるようなギフト向け商品です」
• 「イベントのテーマに合わせた特別なラインナップを提案できます」
など

3. 時代に合った柔軟さを取り入れる
変化が激しく、個々の個性が大切にされる今の時代、お客様やバイヤーが求めているのは単に「良い商品」だけではなく、その背景やストーリー、そして時代に合った工夫が感じられるものです。たとえば、エコやサステナブルな素材を取り入れたり、季節感やトレンドを意識した提案をすることは、相手に「この作家さんなら安心して任せられる」と思ってもらうきっかけになります。

「こんなデザインなら今の季節にピッタリですよね」「イベントのテーマに合わせて少しアレンジできます」といった、一言の柔らかい提案が、誠実さや柔軟性を伝えるポイントです。時代に寄り添う工夫を自然に取り入れることで、あなたらしさを失わずに、多くの人に選ばれる存在になれるはずです。

言葉がもたらす新しいチャンス

言葉の力は、単に作品を売るためのツールではありません。それは、あなた自身の想いや価値観を相手に届け、信頼を築くための架け橋です。
「媚びる」のではなく、自分のこだわりや強みを誠実に伝えることで、自然と共感や信頼が生まれます。
また、時代に合った視点を持つことで「この作家さんと新しい試みをしてみたい」と思ってもらえる可能性が広がります。

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