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ハンドメイドの世界を視る


ご挨拶

ハンドメイドビジネス学校講師の小沼です。
中小企業の経営支援、起業支援やセミナー、研修などで講師業をしています。このビジネス学校では、主に理論講義を担当しています。

なぜハンドメイドビジネス学校か?

2019年秋から始め丸5年が経ちました。5年の中でコロナを経験し、ビジネス環境も変化していますが「ハンドメイドの世界」は根強い人気を博しています。私自身は雑貨作りなどはできないのですが・・素敵な作品を見ること、選んで購入することは大好きです。

そして、作家さんのお話を聞くことも好きで、目を輝かせながら話してくださる姿を見ると、とてもワクワクします。商品作りにかけた想い、出店するまでに様々な準備工程を経て、乗り切った体験談を聞くとジンっと感動することもあります。

そんな中、起業支援で得た知見を活かし、何か貢献したいと思うようになりました。

以前から事業のサポートでご縁を頂いたT&E社さんが、ハンドメイド作家さんとのつながりがあることを知り、協業でビジネス学校を立ち上げることになりました。5年間で本当に多く経験をさせて頂き、T&E社の染谷社長を始め、スタッフの皆さま、受講者の方々、開催施設等で関わって下さった全ての皆様に本当に感謝しております。

『小商い』の経済効果にも注目

ハンドメイドのマルシェは今や全国区になっています。全国各地で開催されるマルシェは、多くの出店者、スポンサーが関わり、来場者数も数万人規模に。今や市場としても大きなものになっていると言えるでしょう。

作家さんとのふとした会話からビジネスの可能性を感じることがあります。

出店前には、制作物の準備に奮闘しながらも、「当日はどんな服を着ようかな」「美容院にも行かなくちゃ」と身だしなみを整えるために色々と考えているとのこと。

前向きな気持ちは、人を動かし、消費を生む。
こうしたポジティブなマインドを創造することは、経済効果にも大きく影響すると考えています。

幅広い客層に愛されるビジネス

ハンドメイド商品には、編み物、布小物など、懐かしいものが並ぶこともあります。来店するシニア世代のお客様から「あら、これどうやって作るのかしらねえ」「昔こんなの作っていたわ」といった声を聞くこともあります。

また、ハンドメイドのセレクトショップには、小中学生がおこづかいを持ってプレゼントを買いにくることもあるらしく、改めて世代を超えて愛されるビジネスだなと思います。

伝統・文化の継承につながる

ものが溢れ、AIなどを始めとしたテクノロジーの進化が著しい時代になりました。昨今では環境に配慮することを重んじる風潮もあり、ものづくりの世界は様々な視点でバランスをとりながら事業を進めていく必要があります。

昔ながらの作品は、そこに秘められた職人の想い、地域性、文化の象徴であることも少なくありません。良いもの、コトを人から人へ伝えていくことが、より豊かな暮らしにつながるようにも思います。それは、作家さんとの交流、出店イベントなどで特に感じていることです。

ハンドメイドビジネス学校では、ビジネスの理論と実践を学ぶこと以外にも、講座を通じて、作品への想いを共有する場になればと思っています。

合同会社ロータステーブル
代表社員 小沼梨沙

ハンドメイドビジネスについては、こちらの音声配信でも紹介しています。
2023年7月11日放送回