軽度うつとライブ

※(軽度)うつ病の人が必ずここにまとめた症状が出るわけでもないし、似たような性格の人がうつ病になるとも限らない。あくまでも一つのパターンとして読んでほしいし、参考にしてもらえればと思う。
※身バレ防止のため少し脚色している箇所があるが、症状などについては事実を記載。
※現在も通院中、集中力が続かないため区切って記載。

軽度うつでもライブに行きたい。
心が沈んでいない時にふつふつと湧き上がる思い。
元からストレス発散の一つであったライブ参戦。コロナウイルスで中止になったり、自分自身が軽度うつと診断されだいぶご無沙汰となっていた。
心が沈んでいる時は音楽を聴いてもただの音だったが、心が沈んでいない時の音楽は楽しみながら聴くことができていた。
しかし、心が沈んでいない時でも心がざわついたり、吐き気をもようす現象は変わらずあった。そんな状況のなかでもライブに行きたい欲が上回り、某アーティストのライブをアリーナで聴くことをしてみた。
ただ、周りのお客さん、アーティストさんに迷惑が掛からないよう最善の注意を払った。
まず、大きい音に耐えられるのかを映画館でアクション映画鑑賞してみた。大きい音に対しては特に問題ない。隣の席にお客さんがいてもそれも問題ない。
ライブと映画館では規模が違うが藁にも縋る思いだった。
ライブ日まで本当に大丈夫か……チケットリセールしようか……と何度迷ったことか。そんな不安はありつつもやっぱりライブに行きたい欲が勝り、ライブ当日をむかえた。
結論から言うと、問題なく楽しむことができた。
ライブ中はライブが楽しいからか、心がざわつくことも吐き気をもようすこともなかった。
備えあれば患いなしと言うが、まさにそのとおりで、お守りのように下記の物を持っていった。
・ライブ前には固形物を口にしない
・予備の頓服薬
・エチケット袋
・耳栓(音楽を楽しめる系統の耳栓)
・ミント系ガム(吐き気を感じさせないようにするため)
・携帯できるチョコレート(空腹で倒れないようにするため)
・ノイズキャンセリング付ヘッドホン

ノイズキャンセリングヘッドホンはライブが始まるまでの人の話声を遮断するため。隣に人がいても平気だが、話声は心がざわつく、体調が悪くなるので非常に重宝した。
予備の頓服薬もエチケット袋も耳栓も使わなかったが、何かあってからでは遅いのでこれからも持って行くことにしようと思っている。

軽度うつになってできなくなったことができるに変わり、心が沈んでない時はまた今までできていたことを本当にできることに変えていきたい。

※無事にライブを楽しむことができたが、次の日は気をはっていたからかわからないが、ぐったりしていたのはいうまでもない。

#軽度うつ #エッセイ

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