衝撃のインドネシア「POLO」|偽物も徹底すると本物になる?
シンガポールでの子育てや文化、価値観の違いや日本のすごいところをお話しするポッドキャストを配信してます。そこでお話しした内容をAIで書き出してもらったものを実験的にnoteで公開してみようと思います。
放送内容はコチラです-----------
シンガポールで4歳と5歳の息子の子育てをしている主夫です。このチャンネルは子育ての話や英語学習の話、海外生活で面白いと感じた日本との文化や価値観の違い、そこから改めて感じた日本のすごいところなんかをお話ししております。
パクリ製品やフェイクブランドについての話
昔あの中国に旅行に行った友達が時計買ってきてあげるよっていうので時計を買ってきてくれたんですけどなんか有名ブランドのモロパクリの時計だっんですけどまあかなり良くできててなんかそういうのを買える場所があるっていうことで買ってきてくれたことがありましたね。それつけてたら秒針と分針がね1ヶ月後ぐらいにグラングランするようになりまして結果的に普通に見てたら6時30分を常に指しているような状態になってすぐ使えなくなっちゃったんですけど見た目とその作りやっぱり全然違うわけなんですけど昔はねなんかこうそういうパックリ製品っていうのがあったと思うんですよね。今でもあるはあると思うんですけどそういったものがオフィシャルで公にはもちろん売られてなかったり路面店に堂々と売るような商品じゃなかったりすると思うんですよね。
インドネシアでのポロ・ラルフローレンに関する話
でこの間、あのインドネシアのバリ島に家族で旅行行ったんですけどその時そういった常識を覆すそんなことあるのっていう話があったんです。その時にポロラルフローレンっていうポロのロゴのポロシャツで有名なポロラルフローレン。あのお店があったんですよね。で、そこで売られている商品っていうのはまあ普通に世の中で見るポロラルフローレンのポロシャツで、ずらーっと並んでたりとかするわけなんです。そことはちょっと離れたショッピングモールみたいなところに行った時なんですけど、そこにもポロがあったんですよねでその敷地内にポロが2店舗いや3店舗ぐらいあったんですよ。で見た目は同じような感じなんですけど、なんかちょっと違和感があるなぁと思ってよくよく考えてみたらあの看板に「POLO」っていう文字しか書かれてないんですよねであの僕が知っているポロラルフローレンっていうのはポロの下にラルフローレンって書いてあったので、ここが本当に「ポロラルフローレンなのかな」って。書いてあるのが見覚えがある「POLO」ではあるんですけどなんかどうも違うなぁと思ってたんです。ただまあそういうブランドもあるのかなとか、なんかこうラインもあるのかなーって思ってて。でちょっとポロシャツ欲しかったんで入店したんですよね。そうするとレイアウトもポロシャツがいろんなカラフルなポロシャツがずらーっと並んでるディスプレイでまあ僕の知っているのと同じような感じで、見た目もその素材もまあ僕もプロじゃないんでそんな大して違いはないんじゃないかなーってまあ素人目でそういうふうに思いながら、ただ一つハッキリしてるのはめちゃくちゃ安いんですよね。多分一般的に売られているポロシャツの半分以下だったと思うんですよ。半額以下でさらになんかこうシーズンでセールしてて2着で1万円日本円価格で1万円とかそのぐらいだったんですよね。そんなことある??てまあ基本なんだか、このブランドのポロシャツってそんな値段じゃ買えなかったと思うんですよね。でも僕はまあ別にいいかなと思って試着してサイズもあったんで2着買ったんですよね。ホテル帰るじゃないですか。ホテルに帰って次の日にどうも気になって、宿泊していたホテルの敷地内のポロラルフローレンのお店に入ったんですよね。なんか他にアイテムがあったらすごいセールしてるし安いんだったらちょっと買いたいなーと思って入ったんですよ。そしたらやっぱりそこって服についてるタグの記載がポロじゃなくてポロラルフローレンって書いてあるんですよ。やっぱり違うラインっぽいんだけど、どうも見た目はほとんど一緒な気がポロシャツの見え方とか一緒な気がする。どういうことなのかなと思って店員さんに聞いたんですよね。「このポロラルフローレンとその辺にあるのがいっぱいあるポロって何が違うんだ」と聞いたら「全然違うんです」と。「ポロっていうのは完全にインドネシアオリジナルでポロラルフローレンっていうのはグローバルのいわゆるポロラルフローレンです」と「みんなが世界で知られてるポロラルフローレンです」と「なので私たちのお店はインドネシアに2店舗か3店舗ぐらいしかないんですよ」え、どういうこと???
インドネシアオリジナルのポロっていうのがあるんだ、、っていうことで部屋に戻ってネットで調べてみたんです。そしたらどうやらポロラルフローレンって「ポロラルフローレン」は正式なインターナショナルで作られている有名なブランドであるということ。僕たちに一般的に知られているあのブランドです。ところが、「ポロ」というのはポロラルフローレンがインドネシアに来る、本格参入、進出する前にすでにインドネシアで模倣品として浸透仕切っていたブランドらしいんです。そのブランドがすごい勢いで店舗を広げていて、インドネシアに住んでいる人はみんな「ポロ」を「ポロラルフローレン」として買っていたと。
インドネシアのアパレル産業について
実際にインドネシアってアパレル産業が、アパレルの工場なのかな、がすごく多いらしいんですよね。実際そのポロのポロシャツだったり、売ってる服ってのは全部インドネシア産なんですよ。そういうこともあって、インドネシア産でインドネシアで作られたポロだから、他に輸出するコストもかからないし、輸送コストもほとんどないような感じなので、最初に「ポロ」を見た時には、インドネシア製が多いから、この国だけは安価で提供できるのかなって思ってたんですけど、どうやらそうではなくて、インドネシアですでにポロが蔓延してたらしいんですよね。蔓延というか、広まりきって浸透してたらしいんですよ。「ポロ」っていう名前で。その後にポロラルフローレン、本家のポロラルフローレンが進出する前に、模倣品として完全にこの国に流通しきってたんですって。で、インターナショナルのポロラルフローレンが進出してきた時には、もうこれだけ広まってたら、マーケットは作れないよなとなったそうな。
インドネシアにおけるポロラルフローレンの展開について
だって圧倒的に「ポロ」は安いからです。インドネシアでは「ポロ」って安いんですよ。ユニクロ的な。そこでポロラルフローレンという外国から来た正規ブランドが、その倍以上の値段で売ったとしても売れないだろうっていう判断によって、撤退したらしいんですよね。いくつ店舗を除いて。そういったことによって、結果的にインドネシアのポロっていうブランドは、インドネシアにおけるポロの正規品(扱い)になっているらしいんですよ。ライセンスを与えているのかどうなのかってのは分かんないんですけど、多分何回か裁判とかをしたんでしょうね。結果としてインドネシアはポロとして正規でたくさん展開されている。そのポロの展開を事実上認めたみたいな。
だからそれをネットで調べて、そういうことなんだって思ってから、ブランドが、インドネシアってめちゃくちゃ模倣品があるってことを改めて思ったんです。マーケットに行ったりしたら、スポーツスニーカーからバッグから本当に色々売ってるんですよね。ネットで調べてもらったら分かるんですけど、インドネシアってそういうものすごいあるんですよね。でもそんな中で、正規品として、模倣品だけれどもオフィシャルな見え方で、散々展開しきってしまった後に、本家から事実上認められるっていう、そんなブランド展開の事例があるんだっていう。こんな展開もあるんやと。
実は、グローバルブランドって、色んなところで模倣品を作る国とか、模倣品じゃないにしても、そのブランド名を全く別の産業でそのまま使っちゃうっていうこととかも結構あるらしいんですよね。完全に産業が被ってしまうものに関しては、訴えられたりするけど、ターゲットが全く違ったり、小さいマーケットだったりすると、グローバル企業がいちいちそれで訴えていてもキリがないっていうことで、実際問題、黙認するみたいな事実も結構あるんですって。
日本においては、ブランドを模倣する、その模倣したものが違法だからっていうので取り締まられることって結構あるじゃないですか。ニュースになってたりしますよね。偽物のブランド品をネットで販売してとかっていう。ただ、そうじゃない国にとっては、いまだにその模倣品っていうのがもう、現前たるマーケットとして成立してて、それがもう、自分たちが本物かのように、いや、むしろ本物じゃないことを堂々と、いや本物じゃないけど本物だよって言って、路面店とかめちゃめちゃ出してるっていうこと自体が、日本にいたら考えられなかったことなんで、かなり新鮮な体験だったし、ブランドって何なんだろうなみたいなことを、いろいろ考えさせられる経験でした。
ということで、今日も聞いていただきました。ありがとうございました。フックセンチョウでした。じゃあまたね。