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学校では教えてくれない!親ができるお金の授業

お金の知識は一生の財産!家庭でできる金融リテラシー教育

「お金は大切だよ」と子どもに伝えたことはありますか?
でも、その「大切さ」をどうやって教えればいいのか、悩んだことがある保護者の方も多いのではないでしょうか。

実は、お金の使い方や貯め方、価値について学ぶ「金融リテラシー」は、学校だけでなく家庭でも教えることができます。
むしろ、日々の生活の中で身につけることが一番大切なのです。

今回は、子どもと一緒にできる「金融リテラシー教育」についてお話しします。

1. なぜ金融リテラシーが必要なのか?

日本では、これまで金融教育があまり重視されてきませんでした。
そのため、大人になってから「お金の知識がないまま社会に出てしまった」と感じる人も多いのが現状です。

✅ 「お金は貯めるべき?使うべき?」
✅ 「クレジットカードってどう使うの?」
✅ 「投資って危ないの?」

こうした疑問に、正しく答えられる人は意外と少ないもの。
だからこそ、子どものうちから少しずつ金融リテラシーを育てることが大切なのです。

2. 年齢別!家庭でできる金融リテラシー教育

① 幼児期(3~6歳):お金の存在を知る

この時期に大切なこと:
✔ お金の存在を知る
✔ 「お金は無限ではない」ことを理解する

👦 やってみよう!
✅ お店ごっこ遊びをする
家の中で「コンビニごっこ」や「おもちゃ屋さんごっこ」をして、お金のやりとりを体験させましょう。

✅ お買い物で現金を使う姿を見せる
最近はキャッシュレス決済が増えていますが、実際にお金を使う場面を見せることで、「お金を使うとはどういうことか」を学ぶことができます。

✅ 「欲しいもの」と「必要なもの」の違いを話す
「おもちゃは欲しいものだけど、ご飯は必要なものだね」と日常の中で話してみると、子どもも自然と学んでいきます。

② 小学校低学年(6~9歳):お金の価値を知る

この時期に大切なこと:
✔ お金の価値を理解する
✔ お金を計算する経験を積む

👦 やってみよう!
✅ お小遣い制を導入する
お小遣いを決めて、「どう使うか?」を自分で考えさせるのがポイント。
「全部使う」「少し貯金する」など、自分で決める経験が大切です。

✅ お釣りの計算を一緒にする
お店で買い物をしたとき、「500円を出したら、いくらお釣りがくるかな?」とクイズのように聞いてみましょう。
お金の計算を楽しく学ぶことができます。

✅ 貯金箱を使って「貯める」経験をする
「何のために貯金するのか?」を話し合いながら、貯金箱にお金を入れる習慣をつけましょう。

③ 小学校高学年(9~12歳):お金の使い方を学ぶ

この時期に大切なこと:
✔ お金は計画的に使うものだと知る
✔ 「使う」「貯める」「増やす」のバランスを考える

👦 やってみよう!
✅ 「予算」を考えさせる
「お小遣い1000円で1か月過ごすにはどうしたらいい?」と、一緒に計画を立ててみましょう。
限られたお金をどう使うか考える力がつきます。

✅ 家族で「買い物会議」をする
「今月は〇〇を買おうと思うんだけど、どう思う?」と、家庭の買い物について話し合ってみましょう。
「お金を使うこと」について考えるきっかけになります。

✅ 投資や株の仕組みを教える
「お金を増やす」という視点を少しずつ持たせることも大切です。
「お店で売っているジュースの会社は、どうやって利益を出しているのか?」など、身近な話題から投資の仕組みを教えていくとよいでしょう。

3. お金の管理を「楽しく」学ぶ工夫

金融リテラシーの学びは、楽しくなければ続きません!
家庭での取り組みを、より楽しくするためのアイデアをいくつか紹介します。

① お金の管理アプリを使う

最近は、子ども向けのお金管理アプリも充実しています。
「おこづかい帳」をつける習慣を、アプリで楽しく身につけましょう。

② ゲーム感覚で学ぶ

「人生ゲーム」や「モノポリー」など、遊びながらお金のやりとりを学べるゲームを活用するのもおすすめです。

③ 「お金に関する本」を読む

子ども向けの金融教育本もたくさんあります。
漫画形式のものも多いので、親子で一緒に読んでみるのもよいでしょう。

4. まとめ:「お金の話」はタブーじゃない!

日本では「お金の話をするのはよくない」という考え方が根強いですが、お金の知識は一生使える大切なスキルです。
家庭で日常的にお金について話し、子どもに考える機会を与えることで、将来の金融トラブルを防ぐことができます。

今日からできること

✅ お金の話を隠さず、オープンにする
✅ 買い物やお小遣いを通して、お金の価値を学ばせる
✅ 「お金は使うだけでなく、貯める・増やすことも大切」と伝える

「金融リテラシー」は、子どもの未来を守る力になります。
ぜひ、今日から少しずつ取り入れてみてください!

今日はここまで。
「家庭でできる金融リテラシー教育」についてお話ししました。
また次回。

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