240223 BIBLIO NOVA 報告
富士見市立図書館鶴瀬西分館にてBIBLIO NOVAを開催しました。
朝には雪がちらほらして、大変寒い日でした。
あいにくのお天気で、少し当日キャンセルもありましたが、みなさんが到着する頃には雨も上がり、無事開催することができました。
今回は、自由に座っていただいた4~5名でのグループワークを中心として行いました。ほとんどが単独での申し込みで、ほぼ初対面。そこに図書館のスタッフも加わって、最初は緊張気味でした。
最初に行ったのは、自己紹介ゲーム。
『ワンタイムネーム』(オリジナル)
ただ、普通の自己紹介ではありません。
これも思ったことを表現したり、発想したりするトレーニングです。
テンポよく、思いつくままやっていくと、あっという間にグループでコミュニケーションが生まれ、ニックネームまでついてしまいます。
(タイトルは終わってから考えました(笑))
次には、絵本から連想ゲームをやりました。
なんとなく、大喜利みたいで、これも発想と想像のトレーニングです。
知らず知らずのうちに、どんどんトレーニングをさせられてしまった参加者の皆様。
そこから、BIBLIO NOVA 本番です。
場がすっかり温まっているので、皆さん楽しくコミュニケーションをとりながら、思いついたことを次々と書いていきます。
そこで、気づくのです。
今日のテーマ本を発表して1時間経とうというのに、まだ少しもその本を開いていないことに!そして、まだまだ開かないまま進みます。
ワークシートを埋めていくと、最後には、自分の想像の世界が創造されるという仕組みになっています。
BIBLIO NOVAは、本を読む前に想像を膨らませることによって、本の世界への期待値を高めます。さらに、その断片的な想像をひとつの文章にすることにより、自分の世界を明確に創造することが出来ます。
この2つの段階を経て、本に触れることにより、本の内容への期待と実際の違いを感じます。期待をリアリティをもって思考することにより、本の内容も具現化しやすくなります。そのため、いつもより内容が頭と心に入ってきます。
さらに、このワークをすることにより、人とコミュニケーションを図ることが出来ます。そこで、同じものを見ても、みんな違うことを感じていることを知ることが出来ます。そしてそれは、ただ互いの発想が違うだけで、正解も間違いもないこと、認め合うことが出来ます。
それを、押し付けなくやっていくために、ファシリテーターの役割も頑張らなくてはなりませんね。と自戒も込めて。
参加者の感想
・知らない方とも自然に交流できる工夫がありがたかったです。
・新しい絵本の読み方を知ったように思います。
・授業でもやってみたいです。
・絵本の世界が広がった感じ。
・とても楽しく絵本の良さをあらためて感じました。
・自分の感覚を改めて見つめなおせた良い機会でした。
・知らないうちに凝り固まった考えになっていたのかなと思いました。
・自分とは違う皆さんの考えを知れたのもよかったです。
・作家(プロ)の力をすごく感じました!
・2時間とは思えないような濃い内容でした。
今回は、たくさんの喜びの声をいただいて、嬉しかったです。
絵本ひとつで、ここまで発想できる、楽しめる!というのを、ぜひ皆さんにも知ってほしいと思います。
また、どこかでBIBLIO NOVAやりたいです。
それではまた^^