【リハビリ】仮免ライターの骸を思いっきり踏みつけよう
お久しぶりです。花輪です。
煩悩更新もすっかりとまり、細々と更新していたTwitterも動かなくなり、
おおよそライターどころか危うく失踪届が出されそうな頃合いになってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ようやく筆をとった(厳密にはキーボードを叩くが表現として正しい)のですが、久々リハビリのために今までのことと、これからのことを2本に分けて公開します。
◆時は遡って、なんと2017年さ
「兼業ライターとしてがんばるぞ」という決意をどこかに書いたはず……と、記憶とWEBを掘り返していたところ、
とんでもねえ「化石」を発掘しました。
こういうのがあるから、WEBって怖いですよね。
見てくださいよ、この青二才。自分探そうと、息巻くハイ。
思わずヘタクソなラップを刻んじゃうほど、洒落臭い文章です。
ただ、私の本音はここからずれていません。
当時の私に言いたいことが2つあります。
「二足の草鞋、いいと思うよ。現に未来の私はとても楽しそうに仕事をしている」それと「ただし、自分にも限界があることを知っておいてね」です。
ライティングのお仕事が原因ではないのですが(収入的に)本業の方で無理をしてしまい、身体を壊してしまいました。絶賛療養中です。
それまでは本当に楽しかった! 師匠の取材に同行させていただいたり、記事を書く機会をいただいたりした、とてつもなく恵まれた日々でした。
「これだけをずっとやっていたい」「記事をつくっていたい」「文章のクオリティをあげたい」「編集を学びたい」「インタビューを上手くなりたい」という気持ちが膨れ上がっていました。いざ本業を辞めよう、ライターの経験を積もうとしていたタイミングでの故障だったため、めちゃくちゃ落ち込みました。何よりチャンスをいただいた師匠や関係者の方々に申し訳なかったです。
自分を守るため、ライティングから離れなくてはいけませんでした。
あれだけお世話になった師匠への謝罪と挨拶もそこそこに、本業をどうにかこなしていました。
そしてどうにかこうにか上手いことこなし、なんやかんやご縁があって、
私は今、日本一営業時間の短い店舗で形ばかりの副店長をつとめています。
ずるずると3年続けられてしまったので「あ、そんならもういけるでしょ」と言わんばかりの急な異動でした。
◆で、実際いまはどうなのさ
無理です。辛いです。しんどいです。
逃げたくても、私が判断すべきことが山積み。
「責任」から逃れ続けた私には、ちょっと厳しい日々です。
人に恵まれ、上司や同僚はとても良い方達です。
どうしても職場に行くのがしんどいのです。
日々おおきくなるその気持ちに、見て見ぬふりをして出勤しています。
おかげで自分の弱いところ、甘いところ、
絶対に向いていない場所がわかりました。
「3年は続けなさい」と笑いながら言っていた、
師匠の言葉が今になって染みてきます。
◆で、これからどうするのさ
長距離走が苦手な人は、つらい時間が長く続くのに耐えられないのが主な理由だそうです。わかるわかる、私も長距離走が大の苦手です。
本業という長距離走を3年間やり続け「私は走る目的をいまだに把握できず惰性で続けており、かつ自分を追い込めず、ただただ辛いと感じている時間が長い」ということがわかりました。
社会人の良いところは、種目変更を自分の意思で変えられることです。
いや、もちろん学生時代にも変えられたとは思いますが、なにせ私は「惰性はダセエ」と気づくのに5年を要した人間です。なかなか難しい。
チャレンジした水泳で溺れるかもしれません、バランス感覚を崩してトランポリンで着地失敗するかもしれません、下手したら骨折全治2ヶ月かもしれません。しかし、私は種目変更をコールしたいと思います。
◆つまり、どういうことなのさ
この就職難なご時世、残業代のきちんと出る、決して低くない収入がもらえる仕事を辞めるのがリスクなのは聞き飽きました。
それでも、私は仕事を辞めます。
貯めたお金を握り締めて、ライティングの仕事を掴みにいきます。
ちなみに伝えるのをためらった両親ですが、私が会社で倒れたことを知ってからというもの「いつ辞めるんだ」「今がチャンスじゃないか」「お金がたまったなら早い方がいいんじゃないか」と、なんと賛成派。
結婚は遠のくかもね……と苦笑いされましたが、こちらも苦笑いで応戦しました。申し訳ないが、そこは期待しないどいてくれ。
というわけで、私の3年間と少しが、2000文字も掛からずまとまってしまいました。薄かった、代わり映えしないと言われればそうかもしれませんが、私にはどの3年間よりも重たい時間でした。
そもそもこの記事は、これからの仕事について書こうとしていた前哨戦でした。この記事がないと「この仮免、なぜ今になってやる気を出したんだ」となってしまうのです。
次の記事は、偶然みつけた「仕事について」というタグを使いたいがために書く、これからの目標声明です。目標ばかりを語って、中身が伴わないことがないようにな、シャトルラン11回。