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【STORY#6】 ゴールゲートのその先の可能性に価値がある。

やっぱり中止か。
全国のトレイルランナーの中ではそんな会話が多かったと思う。


先日、行われたUTMF2020 開催可否についての記者会見 では正式に中止が発表されました。

個人としても先日グラン・カナリアで健闘した長田豪史君のサポートとして全力でサポート予定だったし、ニューハレ企画に選ばれた2名のサポートランナーが楽しみながらゴールする姿をとても楽しみにしていた。

それも、状況が状況だけに仕方がない。

初めての100マイルを走る人
当日に向けて毎日不安に思いながらもがむしゃらに練習してきた人
前回の記録を更新しようと色々な犠牲を払って鍛えてきた人
優勝目指して練習してきた人

様々だと思う。
一番残念なのは自分の体と本気で向き合ってきた出走するはずのランナーだ。

一番残念なのはエントリーしていたランナー。
それが分かっているからこそ少し前にこんなnoteを書いてみた。ぜひ時間の許すときに読んでみて下さい。


身体、思考、仲間という財産を手に入れた

以前書いたnoteと被るかもしれないけど当日に向けて万全の準備をしてきたと思う。
フィジカル的にもメンタル的にも普通に過ごしているだけでは得る事の出来ない程の物を手に入れる事が出来た。

日々ただ単に過ごしているだけでは低下していく能力をその先にある未知の楽しみに向かって勝手に向上させる事ができた。

エネルギー補給はどうするか?
疲労を回復させる為にはどうするか?
長時間行動する為の筋力
いざという時のセルフマネジメント

そして、一緒に目標に向かって練習してきた仲間。

これらは全てこれからも存分に行かせるであろう財産。

ゴールゲートは通過点

よく多くのアスリートが言う。

「これは通過点。これからさらに成長していきたい。」

テレビでも聞いた事があるし、実際に指導しているアスリートからも聞いた事がある。

そう通過点。

通過点
通り過ぎる地点を意味する語。 そこが目的地や目標地点ではなく、目標とするところは更に先にある、ということを前提して用いる表現。

ここまで培ってきた財産はゴールする事で終わってしまうものじゃない。

これからも続くトレイルランニングライフの中でこれからも長い間ずっと続いていくもので、それら全てゴールゲートを潜ってしまうと消えてしまうわけじゃない。

UTMFのために得たものはこれから自分自身の財産として残り、自らの可能性を飛躍的に広げてくれると思っています。


さぁ次のゴールゲート(通過点)を見据えよう

今一度、自分の体と本気で向き合ってさらに自分を成長させる為の機会としてみてはどうだろうか?
まだまだ伸び代があるところがたくさん見つかるはず。

そして向き合ったら次の通過点を吟味してみるのも楽しめると思う。
FKTで自分の現在位置を把握してみてもいい。
これを機会に憧れの選手の声を掛けて一緒に走ってみてもいい。
気になってはいたけどなかなかチャレンジできなかった肉体改造をしてみてもいい。
脂質代謝のできる体を長い期間かけて作ってみてもいい。

今こそ”自分の限界”や”チャレンジ精神”で新しい自分を見つけてみるのも楽しいと思う。

ゴールゲートのその先にある可能性。

みんなで感じていきましょう。




感謝

今回のUTMFという日本で最大のトレイルランニングレースを通じて色々な方達とコミュニケーションが取れた事。
自分の中でも新しい企画やチャレンジに携われた事。多くのランナーとお会いする事ができた事。

UTMFというレースを通じて経験できた事が山ほどあります。
関わった皆様に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。

そして、
UTMFのニューハレ企画で取り上げて頂いた皆様もありがとうございました。
IKUKOさんとHIROKIくんの通過点をみることはできなかったけどこの機会が2人の財産になって次の通過点を通過した時。

「あの企画があってよかった。」
そんな風に思っていただけたら嬉しいです。

ニューハレチームはUTMF開催日の4月26日まで続きます!


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CORE DESIGN 塙 翔太 -Hanawa Shota-
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