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グラフィックレポーター/なかそね ことみ さん
ハナウタカジツのココが好き。
<紹介者>
グラフィックレポーター/なかそね ことみ さん
ハナウタカジツのココが好き。
「周りの人を常に気にかけてくれるところ」
出会いのきっかけは、オンラインサロンでした。さまざまな職種の人がいるサロンの中で、フルーツ農家のハナウタさんは異色で、初めから気になる存在でしたね。活動している内に、私の配信に遊びに来てくれたり、SNSに反応してくれたりして「なんて細やかな方なんだろう!」と驚きました。それを、私だけじゃなく、いろいろな方にもされているんです。何かをしたときって、リアクションがないのが一番悲しいじゃないですか。ハナウタさんは、そんなリアクションを、周りにたくさんプレゼントしている人だなと思います。
「仕事を生み出す」に向き合って出た答えが、グラフィックレポートだった
インプットした情報を、文字とイラストで分かりやすく伝える「グラフィックレポート」。ことみさんが、その表現手法を仕事とすることに決めたのは、iPad Proを手に入れたことがきっかけでした。「これを使って、自分の仕事を生み出せないだろうか」。さまざまな試行錯誤を繰り返してたどり着いたのは、「グラフィックで伝える」という答え。こうして出会ったのが、グラフィックレポートという手法でした。コネも経験もないところから、ジャンルを問わず多くの人の役に立ちそうなイベントに足を運んでグラフィックを用いたレポートを描き、コツコツと拡散を重ねることで認知を広めてきました。
大事にしているのは、「タイミング」と「話し手の意図」
グラフィックレポートを作るとき、ことみさんが大事にしていることはふたつ。
そのひとつは「タイミングを逃さない」こと。理由は「参加者や、イベントに興味を持っている人の熱が冷めない内に、情報を届けたいから」。そのため、ことみさんがグラフィックを描くときは、ほとんどイベントと同時進行。大事な発言を瞬時にメモし、浮かんだイラストを描き足し……という作業を、全神経を集中させて行い、イベント中かその直後には、完成したグラフィックを公開しているそうです。
もうひとつは「話し手ファーストであること」。グラフィックは「話し手と受け手の橋渡し役」。つまり、話し手の意図を正しく汲み取って伝える使命がある。と、ことみさんは語ります。だからこそ、話し手の方に喜んでもらえたときにはものすごく嬉しいのだとか。
“いい記事”と“読む人”をつなげる、グラフィックを描く人を増やしたい
「グラフィックレポートをする人を増やしたい」。ことみさんがそう語る理由は、グラフィックレポートは、“記事”と“読者”を繋ぐ入り口になると考えているから。
今や、情報を伝える手段は、動画や漫画など、さまざまに進化を遂げています。しかし、文字だからこそ伝わる情報もあるはず。とはいえ、数千字もある記事を読むには、心理的なハードルが高いのも事実です。そこで役立つのがグラフィック。「記事の内容がひと目で分かるグラフィックがあれば、読んでみようと思う人は増えるんじゃないかと思うんです。いい記事を読む人が増えれば、世の中がちょっと良くなるかもしれない。だから、そんな“いい記事”と“読む人”をつなげる、グラフィックを描く人を増やしたいんです」。
現在ことみさんは、そのための活動として、オンラインコミュニティ「グラフィックレポート部」を運営。課題を提出してもらったり、リアルイベントを開いたりして、グラフィックを描く人たちの応援をしているそうです。自由に参加できるので、ご興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。(聞き手・ライター/坂口 ナオ)
<紹介者>
グラフィックレポーター/なかそね ことみさん
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