思い出は五感に結びつく
ふと、合唱曲を聞きたくなりまして。
中学校の合唱コンクールで歌った曲を聞いていました。
するとどうでしょう。
伴奏してたの、出席番号が後ろの男の子だったな
合唱コンクールのときは、前髪上げてたな
指揮者が手にニコちゃんマーク書いて緊張ほぐしてくれたな
などなど、当時の記憶が蘇りました。
わたしは毎年、このくらいの時期になると、
必ずと言っていいくらい合唱曲を聞きたくなります。
合唱コンクールや文化祭って、制服が夏服から冬服に変わる、
ちょうど今くらいの秋口にあることが多くないですか?
わたしは秋がいちばん好きで、学校行事だと文化祭がいちばん好きでした。
あの頃の高揚感を感覚が覚えているのでしょうか。
秋の空気を肌で感じると、
文化祭の準備で学校に遅くまで残ったこと、
当日の、いつもと違う1日が始まるワクワク感、
バッタバタな舞台裏、
ステージから見た景色、
今でも思い出すことができます。
充実していたあの頃の気持ちを鮮明に思い出すことは、
わたしにとってすごく大切な瞬間です。
なんでかと言われるとうまく説明できないのですが、
懐かしくて、ちょっと恋しい、そんな気持ち。
季節の変わり目に、大事な思い出を思い出せることは、
すごく幸せなことなんだろうなって思います。
これから先もずっと、この感覚を忘れたくないです。