020 海獣の子供
今日Netflixで公開された"海獣の子供"。
2019年に公開されており、
五十嵐大介さんによる日本の漫画が原作のアニメーション。
私が加入しているいくつかの動画配信サービスをチェックしていたが、なかなか公開されずもどかしかった。
数日前にNetflixで観れると知った時は心が踊った。
2/3の立春という節目の前というタイミングにも高揚した。
観終わった今、早くも2回目を観ようとしている。
言葉のその真相やその世界観を、
自分なりに、自分の中に入れて置きたいという思いが湧き出た。
湧き出たのだからしょうがない、じっくり付き合っていこうと思う。
この世界であるもののうち、ぼくら人間にみえているものなんてほんのわずかしかないんだ。
ぼくたちは何もみえていないのと同じだ。この世界はみえないもので満たされていて、宇宙はぼくたちにみえているよりもずっと広いんだよ。
人間の中にはたくさんの記憶の小さな断片がバラバラにただよっていて、何かのきっかけでいくつかの記憶が結びつく。そのちょっと大きくなった記憶にさらにいろんな記憶が吸い寄せられて結びついて大きくなっていく。それが考えるとか思うということでしょ。それはまるで星の誕生、銀河の誕生する姿にそっくり...か。
1時間51分というなかなかのボリュームの中盤でもこんなに興味深いセリフ。
映画が流れる速度に私の感度が追いつかない状態が続くのだ。
ただ、妙にひっかかるというか、もう少しで腑に落とせそうというか、
そんな幸せな悶えが、もう1度観ようと私を突き動かすように思う。
また1つ好きな映画が増えた。