009 素敵な選TAXI
"素敵な選TAXI"は"バカリズム"脚本のドラマ。
これも、わたしが好きなドラマの1つで、
2014年に放送されていて、当時、毎週欠かさず観ていた。
が、
当時、楽しく観てはいたものの、何かがひっかかっていた。
ストーリーにではなく、それを観て私が感じる何かに。
当時は、それをじっくり思う時間ももたないままに、時は過ぎ、だだ好きなドラマとして私の中にファイリングされていった。
先日、Netflixで改めて観ていたところ、
相変わらず"枝分(えだわかれ)さん"すきだなぁと思うと共に、
わたしのかつてのひっかかりがぼんやり見えてきたような気になった。
それは、"パラレルワールド"="並行して存在する別の世界"について。
無数にある選択肢の中、選び、行動した結果が、目に見える現実。
選ばなかった選択肢からなる"パラレルワールド"も無数。
無数にある"パラレルワールド"、それを選んで現実を創っているのは自分。
"素敵な選TAXI"では1回目で無意識にも選択し現実化した世界から、それが起こる前に戻り、選択し直す。
"パラレルワールド"、あり得るかもしれない世界に望みをかけるのだ。
戻ったところでうまくいくかはわからない。
しかし、主人公達は、1回目での反省点を踏まえ、次こそはと
"パラレルワールド"、あり得るかもしれない世界に入っていく。
2回目の選択を始める時、1回目の現実は起こっているにもかかわらず、
まるでなかったかのように誰も覚えていない、本人と枝分さん以外には。
自分の心に正直な選択をした主人公たちはそれぞれの続きを生きていく。
"素敵な選TAXI"を観ていて、かつてのわたしのひっかかっりが少し整理されてきたような気はする。
けれど、私のひっかかりの全貌は未だ未知。
"パラレルワールド"って何?という答えも、未知。
"素敵な選TAXI"には、あまりにも自然にそんな世界観が潜んでいるように思えてならない、だから好きなのかもしれない。
兎にも角にも、枝分さんサイコー。
また観たいドラマ。