【読書感想文】カフーを待ちわびて
カフーを待ちわびて 原田マハさん
カフー(果報)は、沖縄県与那喜島の方言で、いい報せ。幸せ。という意味があるそうだ。
良い言葉〜。響きも意味も素敵で、これを飼い犬の名前に付ける主人公も素敵。主人公の名前も"明青(あきお)"でステキ。
話の内容自体ももちろん良かったけど、
小さな島の、そこに住む人々の繋がりとか、暖かさとか、距離の近さとか、それが故の苦しさとか、そうゆうものが本当に上手く描かれていて、すごいなーと。
カフー(犬)と共に散歩して、ビーチに行ったり、おばあの方言だらけの話だったり、方言とか。私が個人的にいいないいな〜と、そう感じるものがいっぱいだった。
オープンエンドだから、正直主人公はどうなったのか分からない。探しにいったものが見つかったかはわからない。
でも、きっと見つかるよって思えるような明るい終わり方だったし、万が一見つからなかったとしても、あなたはこれから、今までとはまた違う明るい生活が待っているよ。って思えたな。
世界観と、言葉と、表現がステキだった。
小さな島に行きたい。
また読む。
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