大学の意義とは
現代社会に、大学(教育)は必要と思いますか?
とある大学の授業の中で、教授に投げかけられた問。
5分間自分で考えてみてください。
その後グループに分かれて話し合ってもらいます。
「‥え、めっちゃ難しいやん」と正直最初からお手上げ状態だったけど、やばい5分しかない!!と脳みそをフル回転させて考えてみた。
みなさんはどう考えますか?現代社会において、大学(教育)は必要なのでしょうか。
就職への踏み台のような位置付けをされたり、専門教育が声高に謳われ、文系学部の肩身がどんどん狭くなっていたり。そんな状況にも置かれている大学(教育)の存在。
ちなみに、わたしの5分間で必死に考え付いた答えがこれだった。
必要だと思います。
現代社会において必要なものは、「自分で考える力」「自分と他人は違うという事を知る力」ではないかと思います。変化が激しい現代社会において、その時その時「今自分に何が必要なのか、何ができるのか」また、「自分と違う他者は何を求めているのか」を考える力が生きていくうえで、自分が幸せであるためにも周りを幸せにするためにも必要なのではないかと考えます。
その中で、大学という環境は、義務教育や高校教育と違い、自分で考え発信する力をレポートや授業の中のディスカッションを通して養うことができます。また、日本全国、または世界各国から集まった時には年代もバラバラな学生たちと、授業やサークル活動などを通して交流し、自分と違うものを持った人々の存在、彼らとのかかわり方を学んでいける場でもあります。
このように大学は、現代社会において必要になる力を得る一つの良い環境だと思うので、現代社会において大学(教育)は必要だと思います。
「どの観点から大学を見るか」によって答えは全く違ってくるというのが正直な答えですが、大学に通っていて、通えてよかったと思っている一人の学生として、少し無理矢理答えを出してみました。
この文章は、自分の意見を授業後に提出したから、そのためにまとめた文章だし、最後の段落に関しては提出用に付け加えたもの。だけど内容としてはここに書かれているもののまま。5分という短い時間で頭フル回転させたわりには、結構まとまった答えを出せたかなと思ったり。笑
異論反論、もちろんたくさんあると思う。大歓迎です。
あくまで「大学に現在進行形で通っている人」が「文系大学生としての自分の経験」を踏まえて(さらに「せっかく大学に通ってるんだから、必要なのだと信じたい‥!」という個人的な感情も含めて、)書いたものです。
ちなみにその後のグループでの話し合いの意見は
・医師や看護師などを始めとする専門職に就くためには、知識習得の場、研究や実習の場として必要
・何を学ぶかを自分で決め、さらに自分で問いを見つけて答えを見つけていくという工程を学ぶ場として必要
・ともに学んだり、遊んだりする仲間と出会い、横のつながりを作る場として必要
といった必要派の意見もあったり、
・単位を取って卒業することだけが目的だったら不必要
・社会に出るまでのモラトリアム期間の捉え方によっては不必要(どんな捉え方だったらいらないんだろう‥聞けばよかった)
といった不必要派の意見もあった。
実際には、これらの意見は同一人物から出たものもあり、ほとんどの人が「見方によっては必要で、見方が変われば不必要だよね~」「結局やっぱりどんな風に大学生活を送るかだよね~」といったところだった。
いやぁほんとに、結局なんでも自分次第なんだよな。
わたしの回答は、本当に無理矢理「5分で白黒つけなきゃ!だったら必要って言いたい!」って思ってひねり出したものだから強引な感じが否めない。笑
正直ね、現代社会に必要なスキルなんて「どう自分が生きていきたいか」次第だし。「自分で考える力」なんて大学で座って講義受けてちょっとグループワークとかたまにレポート出すよりも、会社で社会人と肩を並べて分からないだらけの海に飛び込んだ方が伸びそうな気もするし。「自分と他人が違う」ことは、海外にばびゅーんと飛んでそこで生活してれば嫌でも実感するだろうし。
ほら、ちょっと考えただけでもロジックがばがばな意見出してるなぁ自分(笑)、なんて思うけど、あの5分間は必死に頑張ったから良しとしよう。その時の自分にはなまる!
だけどやっぱり、大学に通っている身として「必要ないことに時間を費やしている」なんていう結論を下すのは悔しすぎるからさ。
卒業するときに、そしてこれから働いていくときに、またはこれから新しい人々と出逢っていくときに、「あぁやっぱり大学に通っていてよかったな」と思えるように、残り10か月の大学生ライフを、フルに満喫していこう。まだまだやり残している事、ある気がする。
ありがとうございます。がんばった日の、コンビニスイーツを買おうと思います。