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日々のエッセイ

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#近代文学

本の装丁(ブックデザイン)の歴史を知る

昨日、夫が「別冊 太陽」という大判の雑誌を買ってきました。 テーマは「日本のブックデザイン150年 装丁とその時代」。 近代から現代までの装丁の歴史を紹介しています。 夫いわく、書店で山積みされていたこの雑誌。翌日に見たらなんと数冊しか残っていなかったそうです。そこで急いで購入したとか。(それ、わかる。欲しい人にはたまらない) * みだれ髪、思ひ出、雁、吾輩は猫である、こころ・・ なつかしい本が続々 浅草紅団、聖家族もお目見え * 文章(中身)だけでなく、装丁(外

あの文豪たちもここにいた

先日、京都の東山にある「ウェスティン都ホテル京都」に宿泊してきました。 2021年にリニューアル、新しい温泉もできたということで前々から行ってみたかったホテルのひとつです。 せっかくなのでチェックインよりも早めに到着。まずは都ホテル京都の歴史を展示しているスペース、「都ギャラリー」へ。 * 1890年に創業以来、多くの賓客が訪れており、写真や署名、当時使っていた食器や家具などの調度品も展示されていました。 そして・・ 展示パネルを読んでいると「川端康成の写真と志賀

日本近代文学の旅を終える

4月半ばから始めた日本近代文学・復刻版の紹介が終わりました。 ほぼ3ヶ月間、さまざまな文豪の本と向き合う毎日。自宅にいながら明治〜大正〜昭和初期の中に入り込んだような錯覚。めまぐるしいスピードでしたが、あっという間にこの日を迎えることができました。 最初は「いつまで続けられるかな」と少し不安でしたがいつのまにか習慣化していました。おそらく83冊というゴールがわかっていたからだと思います。 あと、今回の文学紹介でとても良かったことがあります。それは、文学だけではなく歴史背