本の装丁(ブックデザイン)の歴史を知る
昨日、夫が「別冊 太陽」という大判の雑誌を買ってきました。
テーマは「日本のブックデザイン150年 装丁とその時代」。
近代から現代までの装丁の歴史を紹介しています。
夫いわく、書店で山積みされていたこの雑誌。翌日に見たらなんと数冊しか残っていなかったそうです。そこで急いで購入したとか。(それ、わかる。欲しい人にはたまらない)
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みだれ髪、思ひ出、雁、吾輩は猫である、こころ・・
なつかしい本が続々
浅草紅団、聖家族もお目見え
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文章(中身)だけでなく、装丁(外見)も同じように大切。売れるかどうかは装丁で決まってしまうことがあります。
装丁=アート作品だと思うんです。そして作家のセンスさえもわかってしまう。だから出版するほうは気合を入れないといけない。いくらよい文章を書いたとしても、表紙のデザインがイマイチだと売れないかもしれない。
人間にもそういうところがあります。いくら内面がよくても外見にあまりにも無頓着だと誰からも相手にされないなど。本も似たような感じなんですよね。
ところで、電子書籍でも表紙のデザインがいいとよく売れるそうです。
そういえば、私自身も振り返ると電子書籍の表紙に騙された(?)というのが多くありました。
中身がわからないだけに「とりあえずクリックしてダウンロード」。
その第一歩のハードルが高いけれど、それをクリアしてもらえる第一関門が「表紙」。
書店とは違い、中身がわからない電子書籍。だからこそ表紙で勝負。デザインの威力ってすごい。
ということで、この雑誌で昨年の近代文学を思い出しつつ、装丁の歴史も学んでみようと思います。☞ Kindle出版の表紙作成に役立ちそう。