シェア
斎藤茂吉 31歳。 歌人、精神科医、短歌結社誌「アララギ」の先駆者。 ◎はじめての歌集「赤光」 口絵、挿絵は木下杢太郎 ・・・ ◎有名な歌 ・・・ 著者 斎藤茂吉 発行所 東雲堂書店 クリームベージュのカバーをしたままだと地味な感じですが、カバーをとると鮮やかな朱色の表紙❤️ 大きすぎず小さすぎず、ちょうどよいサイズの本です。
北原白秋 28歳。 本体が紫色、金色の線。全体的に落ち着いていて大人の本という感じです。 書籍用グラシン紙のカバー 背表紙には本のタイトル付きシールが貼られています。 この本の特徴はふたつ。 ちなみにこの本のアンカットですが、数ページごとに設定されています。なので、すべてのページをペーパーナイフでカットする必要はありません。→カットする時間が減ってちょっと楽になるかも!? ・・・ 口絵:木下杢太郎 ・・・ 著者 北原白秋 発行所 東雲堂書店 東京景物詩はの
萩原朔太郎 27歳。詩人。 自筆歌集の「ソライロノハナ」。 和紙で綴じられている小さな素敵な本です。 ソライロノハナ 1913. 空色のリボン 紫の綴じ糸 ・・・白色の紙とのコントラストが美しい。 「空いろの花」 写真は朔太郎自身。利根川べりで撮影されたもの。 自叙傳(伝)。 薄紫色のマーブル模様紙が空想の世界へと導く。 優しさを感じる繊細な字体。 手づくり感にほっとする詩集。 みているだけで落ち着くセラピーのような本。 裏表紙の真ん中に、てんとう虫(幸運
永井荷風 34歳。 訳詩や評論などをまとめた本。 本のタイトル「珊瑚」のように、コーラル色「赤、白、ピンク」がメインカラーです。 本のページ上部分には「天金」の装飾。重厚感を出したりページを保護してくれたり。 著作者 永井荷風 発行所 籾山書店 籾山書店といえば、谷崎潤一郎の「刺青」の発行所。こちらは蝶柄の胡蝶本です。 ・・・ 大学でフランス語を教えていた永井荷風。授業中の雑談がよかったというエピソードが・・ということは小説もおもしろそうですね。
志賀直哉 30歳。 志賀直哉の祖母、留女。親の子育て方針により祖父母に育てられたとか。 けっこう重みがある言葉ですね・・ あと、志賀直哉と父親の長年の確執。若いときから何をやっても父親に反対される。そして家出。各地さまざまな場所に移り住む・・・とはいっても、そのおかげで「城の崎にて」などの名作が生まれたわけですが☺️ 実話に基づいた「和解」という小説を読むと志賀直哉の親に対しての心境がわかるかもしれません。 著者 志賀直哉 発行所 洛陽堂 悩ましい親子関係。ちょっと
島崎藤村 40歳。 小諸時代の回想、出会った人々、千曲川周辺、長野や飯山への小旅行などのエッセイ集になっています。 「この書を吉村樹君に呈す」・・・吉村樹は藤村の歳下の友人。 著作者 島崎春樹(藤村) 発行所 佐久良書房 ・・・ 小ぶりのサイズ。深紅のハードカバーで落ち着いた感じです。なんだか・・疲れたとき、ほっとしたいとき。この本を読むと心が和みそう。 後日、ゆっくり読もうと思います☕️