副業でよかったこと

副業でよかったこと,i)早期退職しても困らなかったこと,ii)Jターンして,両親の近くに戻れたこと,iii)海外出張を多くできること,iv)海外も含めて社外の友人,知人がたくさんできたこと,v)会社,日本,世界を客観的に見ることができるようになったこと,vi)退屈しないこと.

一方,副業で困ったことは,i)出世しないこと,ii)土日,朝晩関係なく仕事をする必要があること,iii)出張が多いこと

"私の仕事”で書き始めたように,国際標準化に携わっている.退職前の会社に居たときから,会社の職務に加えて,標準化団体(IEC,ISO)に委員になっていた.徐々に,会社の職務として標準化を行うようになり,最後の数年はスタッフ部門で標準化を会社の事業に活かすことを担当していた.社外の団体に属していたため,他の会社の方と一緒になることが多く,そのころから社外の知人が増えていった.同時に,国際標準化を通して海外の知人も増えていった.

退職が近づいてきた時期に,標準化で知り合った方に標準化を事業活かせるようなポジションはないか,とそれとなく聞いてみたところ,幸いポジションがあった.いろいろ交渉の結果,Jターンし,両親に近くに戻り,さらにそのポジションで今までの標準化活動を続け,さらに新しいポジションで事業に携わることができるようになった.

結果として,”副業でよかったこと”に上げたことを得られ,さらに業務の範囲を増やすことができるようになった.

一方,スタッフ部門で,直接会社の事業に関わる仕事をやっているわけではないので,私の場合は出世しなかった.逆に社内の事業部門からは煙たがられることもあった.さらに,国際標準化は海外とのやり取りがあり,日本時間ではなく,海外の時間に合わせて電話会議などが開催されることもあり,そのような場合は深夜に起きだして電話会議を行うこともあった.また,会社の就業時間内では終わらないような量の文書を扱う場合には,土曜日曜,深夜関係なく文書を処理する必要がある.さらに,会議は土日,祝日関係なく行われるため,移動して,会議をして移動して,日本に戻ってすぐ仕事に戻る,ということもある.

私の場合は,副業で困ったことよりも良かったことの方がはるかに多いように感じている.

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