愚痴を言わないことが美徳ではない
愚痴を言わない人が素晴らしいとされることは間違っていると思う。
人は、自分の思考が頭の中にあるままだと氾濫して整理つかない状態にある。
たくさんのおもちゃがおもちゃ箱から出ている状態と言っていい。
その中でそれを放置したまま新しいことや考えを思うとされにそれが増え、気持ちそのものに加えて、散らかっていることもストレスになってしまう。
それを、口に出したり紙に書いたりと1度脳の外に出すことによって整理され、スッキリし、新しいことを考える余白が生まれるのである。
この過程を行わないから人は爆発したり、耐えきれなくて潰れたりしてしまうのだ。
辛い時に辛いと言うから辛くなる。
だから言わない。
しんどい時こそ弱音をはかない。
たしかに立派であると思う。
そして、他の人が頑張っている場面でそれを口に出すのは周りの士気が下がるし、良くないのはもちろんである。
それでも、どの場面でも一切の愚痴を言わないのは自分の体に良くない。
友人、家族、恋人等弱みを見せることが出来る人には聞いてもらうといいし、そこで共感して貰えたら心のわだかまりはとけていくだろう。
そして、もし人に弱みを見せたくないのであればまっさらなノートにひたすらに書き殴ればいいのである。
愚痴や思った心のままを外に出さないといつかパンクしてしまう。
それを言わないことが美徳かもしれないが、正解とは限らないのである。
しんどい時、辛い時、悲しい時、悔しい時、その気持ちが必ずしもマイナスだけではない。
プラスに働くことも沢山あるのだ。
これを乗り切れば、
悔しさをバネに、
その気持ちを原動力として成長だってできる。
その気持ち自体をなかったことにする必要は無い。
愚痴やマイナスなことを言うくらいであなたの頑張りが全てなくなる訳では無い。
自分の心をないがしろにしてまで得るものなんてない。
1番に大切にして欲しい。
どんなに汚くてもあなたの1部であるその気持ちも大切なものなのだから。