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電車に乗れない!パニック障害の場合
きょうは東京から新幹線に乗り、近鉄電車を乗り継いで自宅に戻らせてもらいました。
これが本当に幸せなのです。
パニック発作になった2014年。電車に乗れなくなりました。
「なんでのらなくなるの?」
と思われる方もいると思いますので、簡単に説明します。
一つは
冷や汗が出てきて、手が震えてきて、頭が不安で埋め尽くされます。この不安で埋め尽くされるという点は、自分ではどうしようもないのです。
そこで私は、「どうすれば自分をいたわってあげられるか?」というのをかんがえるようになりました。
電車に乗った時に、不安が出そうな自分に対して、言葉をかけてあげるようにしたのです。
「大丈夫だよ。不安になりそうになったらすぐに降りてあげるから…」
そんな言葉をいつも自分にかけていました。もちろん、実際に駅で降りたことは多々あります。仕事で出張のときも、不安をなるべく自分が感じないようするためには…をいつも考えていました。
自分が安心できるように、水のペットボトルを持っておいたり、好きな映像をスマホで見たり、だんだんと不安があまりでない方法を見つけていきました。
そうするうちに、電車は人のためになる乗り物だよ。大丈夫だよ。
と、いつも自分に言い聞かせました。
パニック障害の発作は、一つのサインです。自分からの声なんですよね。ですので、つらい発作ですが、発作がでたときは自分に対して「ありがとう。自分の本当の声を聞かせてくれて」と伝えていました。
パニック障害になるまでは、自分の心の声に耳を傾けることはありませんでした。ムリをしたり、好き放題に生きていて、自分のやりたいことを抑えて、人の言われることをやろう!とさえ思って生きていました。
しかし、パニック障害が気づかせてくれました。
私は本当はこうしたいだよ。こう生きたいんだよ。と伝えてくれているんだ。発作が出た時は、自分にうそをついてムリをして生きているんだと気づかせてもらいました。
私は「笑顔で生きたい」。ただそれだけだったんです。だからこそ、うそわらいでもいい。顔は笑顔でいることで、だんだんと心から笑える日も少しづつ増えていきました。最初から急に変わることはありません。なぜなら、長年、自分を痛めつけて生きてきたのですから、自分の行動を簡単に信じてくれるわけがありません。
自分に信じてもらえるように。
自分に感謝して、やさしく、自分の心の声に耳を傾けて生きるようになりました。
いま、命はいただきものです。
自分とコミュニケーションをとりながら、電車に乗ることもできます。それが幸せなのです。
ありがたいです。今日は電車に乗れなかった日を思い出しました。
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