2.不思議な客の話し。
こんにちわ。
2011年に、都内はずれで1人で雑貨カフェを細々とひっそりとオープンしはじめたsaki&pekoと申します。
その後の出来事を綴ってまいります。
こんにちわ おはよう こんばんわ!
カフェを始めて最初思っていたこと。
(客が、変わってないか、、??)
わたしの中にあるイメージのカフェは、街中でよくある?感じの店。
でもなんか違う。
何が?と言えないけど、ナンカチガウ。
みなよく話しかけてくる。
もちろん全く喋らない人もいるけど。
わたしにひつこく?話しかけてくる。(いやじゃないよ、不思議なだけ)
みなさりげなく自己主張がある。
個性、、かな。
なんか不思議だ。
客が隣の客と話をする、話しかける。
店は確かに狭いけど。
初めてきた客は驚く。
普通なのか、違うのか。
スタバとかタリーズは、たしかに客に話しかけたりしてる。それが今の普通なのか?
みんなが集まる場所をめざしていた、だけど、、、。人見知り気味なわたしには、よくわからなかった。
ある時、雑貨を30分くらい時間をかけて選ぶ初めてのお客さまがいた。
やっとレジに来て会計中に言った。
「わたし、今日離婚するんです」
は、はあ、そうですか。
としか言えない。
そんなわたしに、彼女はおそらくそれまでの人生の全てを語った、、、。
始めてで人生相談とか、、ありえない。
いや、当たり前なのかな。
ほかのカフェもそうなの?
はじめて店をやるわたしにはわからない。
これってカフェでは普通なの?
という感じに、たびたびそれはあった。
これは何度も何度も友達に聞いた。
「カフェにくる客って、普通がこうなのかな???」
とにかくなぜかずっと普通にこだわっていたわたし。
店も普通でいなくちゃと思っていた。
普通がなんなのか、普通に基準があるのか、わからなかったけど、よくある店、普通な店でいたい。まぎれるとか隠れるとか目立たないとかなのかな。
で、思い出した。
会社員の時代、わたしの席に頻繁に話に来て、仕事以外の相談とか報告とかしにくる同僚たちをみて、保健室みたいだと言われたこととか、出張先の客によく人生相談されたりとか、とか。
これ、わたしの特徴?
いや、得意技なんじゃないかと。
それがペコの原点なのかなと。
なんでかなあとか思いつつそんな客は続き、
やがてそれは、うちの店では当たり前になったけど、最近もまた、とある方に
「やはりへんだよ」
と指摘されて、ハタと気づいた。
そうだったわ、確かに少しへん。
今ならわかる。
個性。
自分を持っている。
へんなの好き。
きっとそれを持つ人は、不思議で変わり者で、今まで大変だったひとかもしれない。
それは、わたしか。そう、わたしが呼んでいたのだ、似た人をね。
そして、「みんなが集まる場所」とは、「店に集まるみんなが話をする場所」という事なのかもしれないな。
だとしたら、やりたい店になってきているという事か。
そういえば、時々ちいさなふしぎがありましたっけ。
またそれは次回に。
というわけで、まだまだ続く。
ではまたね。
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