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6歳の男の子が、自転車のサドルに穴をあけていく。

小学校二年生の娘は
公園でいろいろ情報を仕入れてきます。

今日も公園へ。
お友達の乗ってきた自転車のサドルに
穴が空いていたらしく、
どうしたの?と聞くと
どうやら一年生の男の子がサドルに穴をあけていくらしい…。


「どうしてそんな事するんだろ?」
夕方家に帰ってきた娘は
不思議そうにポツっとわたしに。

「そうだね、
何もかも、つまらないのかもね…」




仏教では
悪い事をした人間は悪行別、
六つに分かれたそれぞれの地獄に落ちるそうです。

京都の大報恩寺にお参りに行った事があります。
こちらのお寺には、
その地獄の六道別に現れる観音像が
六体いらっしゃいます。
空気感、ディテール、圧巻です。

大報恩寺サイトより下記より👇✈️


人を殺して地獄に落ちた。
飢餓で苦しんで地獄に落ちた。
いろいろ事情がある訳で、
修羅の道を歩んできた人を救う観音さんと、
親より先に死んだ子どもを救う観音さん。

なんなよと優しい顔では、
修羅の道を歩んできた人には頼りないだろうし、
厳つい顔では子どもは泣いてしまうだろうから。
相応しいお顔で助けに来てくれるそうです。


修羅の道といえば…

犯罪心理の話しです。

殺意の形は、
使う凶器の種類や向けられる部位にもでるそうです。

鈍器で顔面を何度も殴打した、
鋭利な刃物で足を執拗に切った、
紐で首をしめた、

その怒りの度合いや方向性で
行動は各々違うというわけです。

顔はパーソナルの象徴、それを重い物で何度も潰す…
刃物で刺すよりも重たい怒り。
足を切りつけたなら、どこにも行かないように引き留めるような感情があったのかも…
そんな感じで殺意や動機を読み取るそうです。




子どもたちにとっての自転車は、
ただただ楽しい乗り物です。
漕げばどこまでも行ける気でいる。
後ろの車輪を支えてもらいながら
やっと乗れるようになった。
自信と自慢と愛情と。

自転車のサドルに穴を空ける男の子は…
どんな顔の観音様に救われるのだろう…


こないだまで幼稚園にいたピカピカの一年生は、
目打ちを持ってウロウロとするしかない。

酷い地獄。


誰かが彼の唯一の観音さまになるのはとても難しい。
犯罪は犯罪、軽くならない消えない。
彼の中のつまらなさ恨めしさも消えない。

彼に接するたくさんの人たちが
行いを責めても…

彼の中に沸いてくる気持ちに頷いてあげたなら、
居場所がこの世にできるのかな…

何人もの何本もの蜘蛛の糸を織るように
やわらかいネットになって、

包んであげられるんじゃないかな…



なんだか娘よりもわたしの方がショックを受けてしまって。こんなおはなしになりました。

そんな日もありますが、

そんな事あんな事考えながら

飾り物を製作しています。


心は丸く穏やかに、手先は常に臆病に。




おはようございます。
良い一日を
いってらっしゃい。

あなた色の髪飾り


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