わたしは、“わたしに失望している時間”があるほど暇ではない。
突然ですが、どうやら今いる職場を近々辞めることになりそうです。
まあ、いろいろと原因はあるのですが、やっぱり一番の原因は“人間関係”ですねー。
わたしは自己紹介にも書きましたが
とにかく人と関わるのが下手で、今までまともに人間関係を築いたことがありません。だいたいは周りに嫌われて、嫌われてはその場所を去ってきました。
正直な気持ちとしては、「もう嫌われんの飽きたわ!!!ホンマいい加減にしてくれへん?」って感じです。
でも、わたしも悪いんですよね。
上の記事にも書きましたが、わたしは周りとコミュニケーションを取りません。
たとえば職場で帰りの時間が一緒になると、お互いなんとなく一緒に帰ったりとかあるじゃないですか。わたしはもうそういうのがほんと煩わしいんで、さっさと一人で帰ったりするんですね。あと空気が読めないんで、周りが“暗黙の了解”でやっているようなことでも、わたしだけ知らずにやっていなかったりする(最近になって、「え、皆そんなことやってたの?」と気づくことが多々ある)。
となると、どうしても周りから「あの子何なん?」と思われてしまうわけです。
ついこのあいだも、ちょっとしたトラブルがあって。トラブルというか、とあるひとがわたしに対して悪口を言って、そのひとはとにかく誰にでも悪口をいうようなひとなのですが(わたしも他のひとの悪口をよく聞かされていた)、たまたまその現場をお客様に見られて、そのお客様がわざわざそれを社員に「あの子が可哀そうだ」と言ってくれたようで、ちょっと大きな話になってしまったんですね。
ちょっとした話し合いになってしまい、その際にリーダーには、「もっと周りとコミュニケーションを取れ」的なことを遠回りに言われてしまい、内心げんなりとしてしまいました。
はあああ、もう今までの人生で何度言われたことか……この台詞……。前の職場の上司にも前の前の前の職場の上司にも散々言われましたが、いや、コミュニケーションってなんですか? 具体的にどうぞ?
でもまあ、その日はさすがに落ち込みました。
しかしそのリーダーとの話し合いのあいだにも、落ち込んではいたものの、頭のどこかでは冷静に、この出来事を受け止めていました。
で、落ち込んだあとには、こういう考えになっていました。
「待てよ……わたしの人生において、わたしにとって不利益なことが起きるわけがないよな。ということは……これはわたしにこの職場を辞めろ、というお告げなのか?」と。
わたしにとって、今いる職場は今までの職場とは比べようもないくらい、居心地がいいところでした。それは職場のひとたちとほぼ関わりを持たなくとも、仕事をやっていけるからです。
飲み会も一切ありませんし、休憩中も基本的にお互いしゃべりません(まるでお通夜のよう)。
そのせいかどんどん人が辞めていきましたが、わたしにとってはその殺伐とした職場の方がやりやすく感じました。
しかしそれでもやはり一部の人間とはギスギスしてしまい、上に書いたようなトラブルもついに起こってしまいました。
でもそのトラブルが起こったことについて、「これは今の職場を辞めろと言うことなのかもしれない」と思ってからは
とにかく時間があればスマホやPCで求人を見るようなり、休みの日にもハローワークに通うようになりました。
そして久しぶりに求職活動をして気づいたのです。
「資格がないって、ものすごく不利だ……」と。
いや、今更? ってぐらいに当然の事実ですが、ほんとにそれを最近になって痛感するようになってきたんですね。
今までそれをあまり考えてこなかったと思います。
ちなみにわたしは自動車運転以外の資格を一切持っていません。
実は大学生のときに『教職免許』と『司書』の資格を取ろうとして、大学四年になるまでせっせと単位を持っていたにも関わらず(めちゃくちゃ大変だったのに)、何故かどっちもあと一歩のところで「やっぱわたしには必要ないわー」と判断してしまい、
結局どちらの資格も取らずじまいでした。
それぐらい、わたしは「資格」をいうものをとにかく軽んじていて、
そのことを今になって後悔するようになってきました。
わたしはあまり人生において“後悔”はしないようにしていますが、今までの人生に“後悔”があるとすれば、勉強してこなかったことと、何の資格も取ってこなかったことでしょうか。
そしてわたしは決意しました。「今度こそ、ちゃんと資格を取ろう!」と。
それもただ単に取るだけじゃなくて、本当にこれを取りたい、この職業につきたいと思えるような資格にしよう、と思いました。
それから求人を見るのを辞めて、ネットで資格をいろいろと調べていくうちに、
ついに“これだ!!”という資格を見つけることができました。
それはわたしが学生の頃から薄々と興味があり、しかし結局今までまったく手をつけることができなかった分野の資格でした。
ぶっちゃけ、ものすごく難しそう。本当は専門学校でがっつり何年の通ったり、通信講座でも何十万と払って講座を受けてようやくとれるような資格ですが、
でも調べて行くうちに、ネットでは独学でもその資格を取っているひともいて、「じゃあわたしもいけるじゃん!!」とかなり興奮しました。
最近、暇さえあればその職業についているひとのブログとかnoteとかを見ているのですが
とにかく楽しそうで、見ているだけで幸せになります。
それも、わたしには自己紹介でも書いたように「いつか人前で講義をする」という夢があるのですが、その夢にもちゃんとつながっているような職業や資格だったりするので、
たとえその職業につけなくても、その資格の勉強をするだけでもまた一歩夢に近づけるのは確実なんです。
時間があれば独学でその資格を取っているひとのブログを読んで
「こういう本を買おう」とか「こういう勉強をしよう」とか妄想していて、
それが最近、めちゃくちゃ楽しいんですよね。
*
で、今回の件でつくづく感じたのが
「わたしには、“わたしに失望している時間”なんてない」ってことです。
そもそもわたしが何故こうして資格を取ることに
『職場のひとに悪口を言われたこと』がきっかけでした。
それがなければまったく今の職場を辞めようと思ったことはなく、
このままなんとなく楽な職場で、なんとなくだらだらと数か月過ごしていただろうし、下手すれば数年と経っていたかもしれません。
それが“人間関係のトラブル”というものが起こってくれたおかげで、
わたしは求人を見るようになり、それで初めて資格が取りたいと思うようになり
いろいろな資格を調べていくうちに「今まで興味はあったが取ろうともしていなかった資格」があったことを思い出すことができました。
それもなんとなく「自分には無理だろう」と思っていましたが、調べていくうちに「なんかわたしでもいけそう」と思えるようになり
そう思うようになってからは、それまでのただだらだらと過ごすだけの怠惰な時間がうってかわって、いろいろな情報収集の時間に変わり、日々の生活にもめりはりがつくようになりました。
でもそうなれたのは、わたしが“人間関係のトラブル”が起こったときに、無理やりにでも「これは何か意味があるのではないか?」と思うようにしたからだと思います。
わたしは普段から、何か悪いことが起きたときには、落ち込むよりも何よりもまず「これは何か意味があるのでは?何かの転機になるきっかけなのでは?」と思うようにしていました。
その成果が今回は本当によくでていたと思います。
もうね、まだそんなに人生経験があるわけじゃないですが、今までの人生でつくづく感じたのが、
『自分に失望している時間』ほど無駄な時間はない、ってことです。
わたしも自分に失望しようと思えば、いくらでもできたと思います。
職場のひとの悪口を言われたときも、それでリーダーに「コミュニケーション取れ」と言われたときも、「ああ、また人間関係でつまづいてしまった」「やっぱりわたしはダメな人間なんだ」と思うことはいくらでもできました。
でもわたしは「もっとこの職場で上手くやれるようにしなきゃ」とか「もっとコミュニケーションを取れるような人間にならなきゃ」と思うよりも、
「あっ、なるほどね。この職場はわたしには合わないのね。じゃあ、ここは辞めろってことなのねー」と思い、実際にその日にはもう次の職場を探すために求人を見まくったり、次の休みにはハローワークに行っていました。
そして求職をしていて、「就職には資格がないと不利」「自分にはまったく資格がない」と事実を痛いほど思い知ったときも
「なんで大学のときにちゃんと『教員免許』と『司書』の資格を取らなかったんだろう」「なんで今まで何の資格も取ってこなかったんだろう」と落ち込むよりも
「今のわたしでも取れる資格は何だろう」「わたしが本当にやりたいことってなんだろう」と思っていろいろと調べていくうちに、
“これだ!!”と思えるような資格に出会うことができました。
つまり思考を全部「過去より未来に向けるように努めている」んですよね。
「悪口を言われた」という過去より、「次の職場にいる自分」を思い描く。
「今まで資格を取らなかった自分」より、「これから資格を取る自分」を想像してわくわくする。
そういうことが大事で、そうしていれば“自分に失望する”なんて馬鹿で無駄なことに自分の貴重な人生の時間を費やさなくても済むわけです。
自分に失望している暇があったら、さっさと行動に移す。
そうしていれば、絶対に道が開けないことはない。
今ではわたしはそう確信しています。
まだその『資格』や『職業』についてはまだいろいろと調べているところなので
本格的に勉強しはじめたら、詳しく書かせていただきます。
勿論“夢”も忘れたわけじゃなくて、その資格の勉強もちゃんとそれにつながっているので、
それもまた書けたらなーと思っています^^