左膝の前十字靭帯を損傷したあと、しばらく膝の事を考えると気分が悪くなっていた。膝の画像を見ると吐き気がしていた。現実を受け入れることが出来ない…、それが吐き気になって現れていた。
諦めることは明らかにすること。この言葉を聞いたとき、何故か、救われたような気がした。それまで自在に動いて表現していたのが一変した。あぁ、もうそうは行かないんだ…。しばらく落ち込んだあと、諦めることは選択肢の一つに過ぎないのではないか、と思うようになっていた。
人生を賭けるほどの情熱があったとしても、全てうまく行くとは限らない。いろんな状況が重なって、結局、続けることをやめた。そのあとも、しばらく冷静に考えられない自分がいた。諦めが悪いな、ホント。
諦めることは明らかにすること…
その言葉でどうにか平静を保っていたんだと思う。今ようやく「挫折」という言葉に心ざわつきを感じなくなった。挫折を受け入れることが出来ずにいた今までの自分、倒れてもタダじゃ起きない!と肩肘張ってガムシャラな日々を突っ走っていた。
挫折は転機でもある。神さまからの進路変更メッセージなんじゃないかな。これからだって挫折するかもしれない。そのたびに、最初はびっくりして拒否反応をするけれど、次第次第に状況に馴染み、新しい道を歩み始めると思う。右往左往しながら、自分らしい道ができていたらいいな。凸凹で曲がりくねった道だけど。
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