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ドラマは心の旅である

已己巳己のごとく、名前が似ていると思う女優さんがいる。
水野真紀さん、水野美紀さん、坂井真紀さん、酒井美紀さん。
それぞれの漢字がまるでパズルのように組み合わされている。
しかもすごいことに、皆さん、主役でも脇役でも名作と言われるドラマに出演経験のある実力者だ。
同じ時代にこれだけ似た名前の女優が活躍することも珍しい気がする。

特に酒井美紀さんは、
ドラマ「白線流し」の主人公、園子役が印象に残っている。
長野県松本市の情緒ある風景を舞台に繰り広げられる初恋と青春。
毎回夢中になってみていた。
連続ドラマ終了後は、数回スペシャルドラマが放送されていたのだが、
それを見ていた母が
「園子がかわいそうぉおおおお」
と言って泣き出したのを思い出す。
ドラマというのは心の旅だ。
主人公に思いを馳せて、同じ川辺を歩いた気持ちになれる。
ドラマに感情移入できる人というのは、
ある意味、旅上手な人なのかもしれない。

お読み頂き、本当に有難うございました!