就活の結果を振り返る
こんにちは。
いつもnoteを読んでくれているみなさんは、絶賛就活中だったりとっくに社会人だったり、今年以降就活を控えていたりと様々だと思います。
私はなんとか、手探りで進めた就職活動を終えました。
今年の就活生はみんなあまりキャンパスにいく機会もなく、情報交換をすること少なかったのではないかなと。
そこで、国公立交換留学経験者の就活の勝率ってぶっちゃけどのくらいなのか、何社くらい応募すればいいのか、どんな風に自分を客観的に把握して就活を進めていけばいいのかということを、誰かのためになればいいな〜という気持ちでお話ししていこうかなと思います。
応募企業数
まずは、私のざっくりした応募企業の数をお話しします。
プレエントリー(※1) 60社
ESを出した回数(※2) 46回
※1 説明会に参加した/マイページに登録した等の企業を指します
※2 例えばインターンと本選考両方でESを出した企業などは2回とカウントしています。そのためESを出した回数=本選考に応募した社数ではないです。
プレエントリーをした会社数はかなり多く
【1業界あたり10〜20社】×【見ていた業界数2〜3】+【業界問わず興味があった会社たち】
のような内訳になっています。
ESは、単なる履歴書やプロフィールの提出等も含んでいます。実際に企業の募集要項や説明会等をみて、プレエントリーした中から実際に応募した企業がこのESを出した回数になります。インターンと本選考の重複や職種別の提出等を除くと、社数は35社程度でしょうか。インターンに参加することが本選考に直結することが多いので、この数が私が実質入社を目指して選考を受けた会社ということになります。
各選考段階ごとの勝率
次に、各選考段階ごとの勝率の話をしたいと思います。
ES 70%(32/46)
テスト(※3) 94%(30/32)
グループディスカッション・ワーク(※4) 71%(5/7)
1次面接 57%(13/23)
2次面接 75%(6/8)
最終面接 60%
【読まなくていい細かい説明】
%表示は小数点第二位四捨五入です。最終面接の通過率は、%のみで失礼します。
3次面接以降の区分がないのは、私が受けた企業の中に3次面接=最終面接でない会社がなかったからです。
こちらも、本選考やインターン等の区別は設けていません。これは、各選考ステップにおける自分の通過率を総合的に把握するためです。
そのため、例えばインターンシップの選考でESとテストと1度の面接があり、その後インターンシップのグループワークの結果によって本選考に参加する権利が与えられ本選考の1次面接に進んだ際、ES・テスト・グループワーク+1、1次面接+2といった算入方法にしています。
また、テストとESの総合結果によって結果が通知されるなどの場合は、区分は個別に、結果は同時にカウントするようにしています。
※3 テストには玉手箱などのWEBテスト、性格診断のみの適性検査や、テストセンターで受ける試験などを含んでいます。
※4 グループディスカッションやワークには、一般的なGDだけでなく複数日にまたがって行われるインターンシップ型のグループワークも含んでいます。
こうしてみると、ESやテスト、グループワーク等、努力や練習などによってある程度補うことが可能な選考ステップについては、対策の成果が出たのか、比較的高い通過率を残せていることがわかります。
一方、面接では1次面接の通過率が最も低く、ここで大きくフィルタリングされています。一方で、2次面接まで進めた場合は、比較的通過率が高いことがわかります。
最終面接は一般的な通過率が50%程度と言われておりますが、サンプル数の少なさを考慮すると、私もやはり1/2程度の勝率であったと言えるでしょう。
内定率
次に、内定をゴールとした勝率を考えたいと思います。
最終的な内定数とエントリー数を計算すると、内定率は
内定数÷本選考にエントリーした数=8.6% となります。
つまり、11.6社に1社内定が出る計算だったということになります。
また、各選考段階における勝率を参考にすると、算出したすべてのステップを含む企業の場合、内定率はおよそ12%になります。
すると、8.3社に1社内定を獲得できる計算になります。
そのため、およそ10社程度受ければ、1社内定できるくらいの計算になるということがわかりました。
このnoteの活かし方
もし読んでくださった方の中で就職活動中の人がいれば、まずは今わかっている範囲での選考段階毎のご自身の勝率を算出してみてください。
例えば最終面接等、計算するのに十分なサンプルがなければ概算でも構いませんし、1/2の数字を仮に置いても良いです。受ける企業にGD等がなければ省いても構いませんし、面接数が4次以上になる場合は項目を増やしてください。
現時点での勝率を計算して、著しく結果が悪い選考段階があるのなら、集中的に対策した方が良いかもしれません。
ESなら添削を受ける、テストは勉強する、GDはLINEのオープンチャットやTwitterのコミュニティ等を利用して練習する、対策本を読む、面接の通過率が悪いならOB/OG訪問をする、業界研究と企業研究を深めるなどの方法で補っていきましょう。
算出した内定率で1を割り出てきた数値が、自分が内定を獲得するために受けなければいけない企業数の目安ということになります。これが今受けている企業数よりも少ないのであれば、エントリー数を増やした方が良いでしょう。
受けるべき数の企業を受けているのに内定も選考中の企業もない場合は、分析の読みが甘い可能性があります。同じく、エントリー数を増やした方が良いです。
ESや1次面接などで落ちる率が高い場合は、違う業界や規模感の会社へのエントリーも検討した方が良いかもしれません。必要であれば、インターンと本選考別・業界別・企業規模別での勝率の違いを出してみることをお勧めします。
例えば私はIT系の企業やTo Cの職種ではESや1次面接で落ちる確率が高かったため、業界や業態適正があまりないのかもしれないと思い、そうではない企業を多めに受けるという方向にシフトしていました。
また、この段階で落ちることが多いのであれば、志望業界自体がコロナ等の影響を受けて採用数を減らしているか、就活生に人気で応募が集中しているなど応募数と求人枠数が大きくアンバランスになっている可能性や、〇〇学部卒や〇〇経験者など特定の属性を持つ学生を積極的に採用したいと思っている可能性もあります。
いずれの場合にしても、業界や職種などはできるだけ複数にまたがって応募し、様子を見るのがおすすめです。
最後に
私の就職活動における結果は、あくまで私個人のものです。
会社への思いが強く、企業研究等の努力を重ね、相手側からも良い印象を受け、志望した時点でぴったりマッチングできていた人は、内定率が100%かもしれません。
また、より幅広い業界や企業を受けていた場合はもっと勝率が下がるかもしれませんし、もちろんこの方法で算出した内定をゲットするために受けるべき企業数が実際の結果と一致するわけではありません。
ただ、就活は結果の納得性や自分のやるべきことが目に見えづらい活動だと思っており、それが私にはちょっとストレスでした。その中でこうした就職活動の勝率を把握して分析するような方法は、私には合っていたなと思います。自分の改善するべき点を客観的にみるための参考に、こうした分析をしてみても良いかもしれません。
終わり!