【作家向け】デザフェス出展レポ~準備編~
普段は刺繍を中心に記事を書いていますが、今日は完全に作家さんに向けて記事を書きます。
というのも、今回初めて出展したデザインフェスタ。
大規模なイベントという事もあり、右往左往していた私を助けてくれたのは先人たちの出展レポ!
レポがなかったらここまでできなかった…!本当に感謝しています。
その先人に習って私もどなたかのお役に立てたらと思って記事を書いています。
本日は準備編。
新しく準備したもの
・ショップカード
普段使用しているショップカードとは違った、イベント用のショップカードを用意しました。
イベントの特別感と、ショップ情報を前面に出したショップカードよりもポストカードチックなショップカードの方が手に取ってもらいやすいかな。という狙いもあります。
今回のショップカードは刺繍図案に色を塗り、イラストのように仕上げました。
裏側にはminne・instagram・YouTubeのQRコードを記載。
発注がブース決定前だったため、イベント直前にブース番号・お品書きにつながるQRコードを印刷したシールを貼りました。
・リーフレット(チラシ)
はなこまちの作品をざっくり一覧で見れるリーフレットを作りました。
私の場合、作品のメインが刺繍キットです。
はなこまちの刺繍キット / 刺繍で塗り絵シリーズ / PDF図案
と種類も多岐に渡るため、それぞれの解説+購入先のQRコードを記載しています。
ちなみにショップカードですが、イベント用に1デザインを100枚×2
デザイン用意しました。
イベント中にどれくらい配れるかはブース位置や知名度にもよるようで、出展レポを拝見しても配布数にばらつきがあり。
念のため予備として普段使用しているショップカードも100枚追加印刷し、計300枚は配れるように準備をしました。
結果200枚近くお渡しできたので注文数としてはちょうどよかったと思います。(1日のみの出展でした。)
・マイクロファイバークロス
今回のデザインフェスタで力を入れていたのが、完成作品の制作です。
ただ、刺繍作品は販売価格が高くなりやすいこと、どうしても1デザイン1~2点しか制作できないのがずっと気がかりでした。
そこで刺繍した作品をそのままプリントしたグッズを制作することに。
私のブースに来てくださる方の多くは手仕事がお好きな方も多いため、針の時間にもご活用いただけるアイテムとしてマイクロファイバークロス(メガネ拭き)を作りました。
予想以上にしっかりと刺繍の雰囲気そのままに印刷されていて、仕上がりにとても満足しています。
・新作キット
イベントが11月半ばということもあり、新作の刺繍キットの準備を進めていました。
→布に不備があるというハプニングで販売断念。
図案と完成作品の販売に方針転換(10月中旬)
新作をお持ちできなかった分、当初予定していなかった既存のキットを複数種類持っていくことにしました。
しておいてよかったこと
・下見
11月の出展のために5月のデザインフェスタにはお客さんとして行ってきました。
「下見するぞ!」と思って行ったわけではなく、5月時点では出展自体かなり迷っていて自分の気持ちを固める目的で行っています。
ただ、せっかくなら出展する可能性を踏まえて「お客さんの視点」を自分なりに分析しようとは思っていました。
結果的にこの時のメモが出店準備中かなり役に立ちました。
・出展レポを読み漁る
出展レポ、めちゃくちゃ読みました。
「デザフェス 出展レポ」「デザフェス レイアウト」で検索しまくりました。実際出展しないとわからない生の情報が盛りだくさんです。
note、YouTube、Google、どの媒体でもレポ書いてくださっているので、ぜひ検索してみてください。
はなこまちがとても助けられた出展レポの一部をご紹介。
↑デザフェスの全体イメージを知りたい方は絶対読んで欲しい。
なんかもう手厚い。の一言。
↑イラストや紙物を中心に販売する予定ならこちらの方。
イラストをどのようなアイテムにしよう?と考えている方も参考になるかと思います。
↑アクセサリー、手搬入で参考にさせてもらった方。
ディスプレイもとっても綺麗です。
↑お品書きや待機列など事前説明がわかりやすく丁寧です。
あと、X(Twitter)でデザフェスの振り返り、準備、ディスプレイについて出展経験豊富な先輩方がスペース(音声配信)を開いてくださることもありました。積極的に参加させてもらいました。
・ディスプレイ練習
ディスプレイは練習しておいた方がいいです!
想定外がたくさんあります。思い描いたようなディスプレイにするために、きちんと最後まで設営してみるを3回しました。
そしておすすめなのが最後のディスプレイ練習後に、並べた順序と逆に戻していくこと。
だいたいディスプレイ→作品の順番で設置していくと思うのですが、作品→ディスプレイの順で片づけていくのです。
そうすると最初に使うものがBOXの一番上にくるので当日の設営が楽になります。マスキングテープで細かく「○○用」とメモしたのも相まって「どの順番で設営するんだっけ?」という混乱なく当日の設営を完了できました。
この下準備がなければ当日のオープンまでに設営を完了するのは難しかったかもしれません。
お金をかけたこと
・ショップカードとリーフレット
前述したように今回の目的の半分は「はなこまちの活動のPR」でした。
デザインフェスタには2日で6万人の方が来場されるそうです。
1日の出展でも3万人です。
全員が自分のブースの前を通るわけではないにせよ、私を知ってくださっている方より私の事を知らない方の方が圧倒的に多いです。
ちょっとでも気になってくださった方にすかさず情報をお届けできるように、さらには持ち帰っていただけるように。
と思って、ショップカードとリーフレットはしっかりと準備しました。
・レンタル備品(テーブル・背面パネル)
私の場合刺繍キットも手刺繍作品も「壁飾り」がメインでした。
そのため「刺繍後お家に飾ったイメージ」をしてもらうためにも背面パネルは必要だと思って借りました。
また、レポでよく聞くはみ出し問題。
私はたぶん気になっても声はかけられずイベント中ずっとプチストレスを感じてしまうだろうな。と思い、事前にトラブル回避する意味も込めて借りました。
・ホテル
私は新潟から車で東京ビックサイトに向かう予定でした。
当日慣れない環境で車を運転することを避けたくて、東京ビックサイトから徒歩5分のホテルを予約しました。
すぐ予約が埋まってしまうと思い、デザフェスに申込むタイミングでホテルを予約。
お金をかけなかったこと
・ディスプレイ
初出展で右も左もわからず用意した什器と2回目の反省を活かしたディスプレイで使いたい什器はガラッと変わるだろうなと思ってここは安く抑えました。基本的には100円ショップで揃えています。
100円ショップ以外で準備したのが有孔ボードとテーブルクロス。
テーブルクロスは防炎製のものが必要です。
有孔ボードはニトリで購入しました。
テーブルに直接固定できるので安定感があり、テーブル自体も広く使うことができて便利でした。
参考にURL貼っておきますね。
・有孔ボード
【Nポルダ専用】 パンチングボード(幅80cm YP01)通販 | ニトリネット【公式】 家具・インテリア通販 (nitori-net.jp)
・固定具
パンチングボード専用 クランプ通販 | ニトリネット【公式】 家具・インテリア通販 (nitori-net.jp)
できなかったこと
・ディスプレイ本当は刺繍中のイメージが湧くような見本を用意したかった!
実際作品をご覧いただいて購入いただけるせっかくの機会。
アクセサリー作家さんならご自身が作品を身に着けて使用イメージを。というように、「自分が使ったらこんなふうになるかな…✨」と想像しながらお買い物していただきたいものです。
私がお届けしているメインは刺繍キットですので完成見本は当然ご用意したのですが、本音を言えばブースの一部に「刺繍している空間」のイメージディスプレイを作りたかったです。
冬なので、あったかいひざ掛けと、刺繍道具の一部と、刺しかけの刺繍キットを…。なんて計画はしていたのですが、Sブースともなるとどうしても作品やキットを並べるので精いっぱい。
ディスプレイ練習の段階でスペースが足りない事を悟り断念しました。
・ライティングしたかった。
ディスプレイ練習中に断念したことの1つにライティングがあります。
「光は足した方がいいぞ!」という声をいくつか見たので、私も取り入れるつもりでした。その方が作品が良く見えるよな。と。
ただディスプレイ練習をして設営時間を測定すると、ライト等の設置をする時間がとれず断念。
実際今回のデザフェスは会場が15分早まったのもあり、結果としてもライトを設置する時間がとれなかったのでライティングなしでディスプレイを考えたのは正解でした。
その他準備したものアレコレ
・列整列用のPOP
閑古鳥が鳴くのか、人がたくさん来てくれるのか、全く予想がつきませんでした。
しかし、人がたくさん来てくれてブース前が混みあった場合他のブースに迷惑をかけるので念のため対策をしました。
整理券を配るのか、列を作って並んでもらうのか悩みましたが、今回壁が近かったこともあり列整列を選びました。
・ブース番号+アイコンのボード
ブース番号とアイコンが発泡スチロールの板に印刷されたボードを壁からはみ出すように貼りました。
デザフェスに並ぶブース数は6000ブース。かなり多いブースの中から「はなこまちのブースに行きたい!!」という方がスムーズに私のブースを見つけてくださるようにするための工夫です。
・名札
今回売り子ちゃんと私の2人でブースに立ちました。
作家に話しかけたいけれど、どちらがはなこまちさん…?となるよりは気軽に話しかけてもらえたらと思い、それぞれの名札を準備。
困ったこと・悩んだこと
・クレカ払い、PQコード決済など現金払い以外の決済手段の導入
私の作品の価格帯が3000~4500円と10000円~20000円に大まかに分けられます。
3000円~4500円ならまだしも、1万円を超える金額に現金払い以外の決済を導入するか悩みました。
悩みましたが、今後確実に出店を続けるかが不明だったことから今回は導入をやめました。2回目出展する際は決済手段を増やす予定です。
万全の対応ではありませんが、念のためminneの限定公開を活用した決済は行えるように準備をしました。
計画通りにはいかないものです。
初出展だからだと信じたいですが、計画通りには全然いかないです。
テーブルの上にキットが全然並びきらなかったし(ディスプレイではA4サイズのキットを並べる方法がわからず苦労しました。)
新作のキットは間に合わなかったし、
ハプニングの結果、持っていくキットの量がなぞに増えたり。
最初にしたいことに優先順位をつけていたおかげで焦らずにすみましたが、焦らない事と悔しい気持ちは別です。
でも割り切りをもってできる事とできない事を振り分けていかないと準備が間に合いません。
…というメンタルコントロール、大変です。
その他にも人は来てくださるのだろうか。忘れ物なくハプニングもなく設営が完了するのだろうか…。
心配事は尽きません。
計画通りにはいかないものだ。
自分ができるのは方向性を間違わず努力を続けることだけだ。
と言い聞かせて準備を進めていました。
計画通りにはいかなと思っておくだけでも突然の出来事に対応しやすいので、頭の片隅に置いておくのがおすすめです。
下見した際の感想まとめ
基本メモ魔なのでなんでもメモしています。
念のためと思ってお客さんとして行った際の気持ちや印象、目線などをメモしていました。
思った以上に準備の参考になりました。
~会場編~
日曜日にデザフェスへ行きました。
妹と私の二人。
私はデザフェスに行ってみたい!という気持ちが強く、妹は青色のリングを探していたようです。
11:00~13:00まで会場にいました。
私は新潟から向かったので、開始30分前に会場に着き比較的待つことなく入場(南館4階入り口から入りました。)
13時まで見て回ったあとはご飯を食べて解散するというスケジュールでした。
・ショップカードは2か所くらいに置きたい
1か所に置いた場合、そこに人がいるとショップカードが取りにくかった
・価格、特徴を明記する
例)刺繍キットである。図案写しが必要か。YouTube解説あり など
スタッフが手が回っていなくても見てくれる時間が増える
一目見たときの情報は大事
→アクセサー作家さんで「これはレジン?石?プラバン?ガラス?」
「ピアス?イヤリング?」とわからないことが何度か。
そのとき作家さんが接客していると聞きづらくて諦めてしまった
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