紅麹を使ったピンクな出麹
今年20回目の製麹はピンクな出麹。
種麹を使わずしてまさかの展開劇をお伝えします。
紅麹との出会い
行動規制が解かれ久々の上京、中華マーケットで紅麹を見つけたんです。
紅麹は中国や台湾、沖縄で使われる麹。麹と言ってもアスペルギルス属ではなくモナスカス属です。豆腐餻のあの紅色と言えばピンと来る方も多いと思います。高コレステロールや高血圧に効果を示すサプリメントや天然由来の着色料として使われています。成分表示を気をつけて見ると苺を表現している飲み物やお菓子に良く使われています。
以前漢方薬店でサプリメントとして販売されている紅麹を見て、それが生きた麹であるのかを調べてもらったことがありました。
高加熱処理を施しているとのこと。私の目的とするものとは違ったので手に入れませんでした。ちょっとお値段も良かったので。
今回見つけたのは可愛いお値段。試しに軽いのりで購入してみることにしました。
「紅曲米」と表記されていました。
そう中国では麹のことを簡体字で「曲」と書くのです。
繁体字ではむぎへん(ばくにょう)に曲と書きます。
音読みでキク 訓読みでさけ・こうじ。
共麹で培養出来るか実験
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