ALSを見逃すな!親指と人差し指の間に注目すべし!
専門医の先生が教えてくれたのですが、ALS(四肢型)でまず痩せてくるところは、「親指と人差し指の間」なんだそう!
祖母の初期症状も「手がしびれる」&上の部分が「ヘコむ」でした。
ALSは、発症から短期間で急速に進行するので、早期発見がとっても大事なのですが、発症から診断まで平均13ヵ月もかかっているらしい!(かくゆう祖母も、診断まで約10か月)
最初に紹介した「ALSを見分けるポイント」を知っていれば、
「もっと早く診断&治療開始できたのかも、、?」
「不要な手術や入院が避けられたかも、、?」
と思ってしまいます、、、(._.)
今回は、祖母がALSと診断させるまでの経緯についてまとめました。
最初の診断は「頚椎症」、そのまま手術へ
祖母が「手のしびれ」を訴えたのは、2年前の春頃。
総合病院で診断されたのは「頸椎症」
「頚椎症」とは、
頸椎(首の後ろを走っている骨)が加齢などで変形してしまって、手足のしびれや脱力がみられる病気。
祖母の症状ともほとんど一致しており、手術を受けることに。
年齢やリスクを心配して反対する声もあったけど、祖母の「受けたい!」という意思は固かったのです。
私はというと、心配はあったものの、本人の意思を尊重してもいいのかなと思っていました。
実はALSだった
手術は成功したのですが、その後も手のしびれは変わらず。むしろ、範囲が広がっているようでした。
加えて、頻繁に頭痛を訴えるように。片頭痛持ちでもなかった祖母が、会うたびに「頭が痛い」「頭が痛い」と繰り返す様子が痛々しかったです。
そんなこんなで半年経過し、神経内科で各種検査を受けて、「ALS」と診断されたのです。
よくあるパターン?!
のちに神経内科の先生が教えてくれたのですが、これはよくあるパターンなんだそう。
手足のしびれ
↓
整形外科や内科を受診
↓
処置しても良くならない、おかしいな~
↓
神経内科受診
↓
ALSでした
ある調査では、ALSと診断された患者さんがまず最初に受診する診療科は「内科」と「整形外科」が多いんだそう。確かに、私もまず「神経内科にいこう」とは思わない気がする、、、。
専門医が教えてくれた「ALSを見分けるポイント」
その前に、ALSは初めに出てくる症状によって2種類に分けられます。
①手足から弱っていく「四肢型」
②口や舌から弱っていく「球麻痺型」
祖母は「四肢型」です。
そして、「四肢型」特有の体の変化は、、、冒頭でもお話した通り、「親指と人差し指の間がやせる」
↓ ↓ ↓ ↓ ココ ↓ ↓ ↓ ↓
そういえば祖母も痩せてた!そして、それを気にしてた、、、!!
私は「昔より食が細って、体もしぼんできたのかな」と思っていた。
もし知ってたら、整形外科の前に、神経内科の受診を勧めていたかも。
そうしたら、不必要な手術や入院も避けられたかも、、。
なにより、ALSの進行を抑える治療を早く受けられたかも、、。
そんなことを考えてしまいます。
この雑学が少しでも広まって、同じような後悔をする人が減ってらいいな!
最後に
身の回りで、もしくはご自身が、下記のようなことに悩んでいませんか?
〇ものがうまくつかめない
〇橋が持ちにくい
〇手がしびれる、突っ張る感じがする、腫れる
〇足が前に出ない
〇しゃがんだ後に立ち上がりにくい
〇疲れやすい
〇走りにくい
そして、親指と人差し指の間がやせてきていませんか?
心当たりがある場合、内科や整形外科に加えて、神経内科の受診も検討してみてはいかがでしょう?
最後まで読んでくれて、ありがとうございました!