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さくらの花びらにのって旅する猫の話

桜の咲く季節、ひときわ大きな花びらが川を流れていきました。

そこへ一匹の猫が来て、ひょいっと大きな桜の花びらに飛び乗ると、

どんどんどんどん川を流れていきました。

桜は満開も過ぎると終わりを向かえ、花びら達が風に吹き飛ばされて、

桜吹雪の様に散っていきました。

桜の花びらの小舟に乗りながら見た桜吹雪は、まるでピンク色をした

雪のように見えてとても綺麗だなーと猫は思いました。

途中かもめが来て、猫に聞きました。

『猫さん、猫さん、どこへ行くのですか?』

猫は

『綺麗な景色を見ているだけで満足です。特にあてもありませんよ。』

と言いました。

桜も散り終わり、散った桜の木の枝からは、

新緑の葉が芽吹いてきました。

桜の花びらに乗った猫はさらにどんどんどんどん、流されて行き、

とうとう広い広い海に着きました。

海にはたくさんの魚が泳いでいて、お腹が空いていたので、

魚を取って食べました。

自分でとったお魚はとても美味しかったなな感想です。

めでたし、めでたし。

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hanakirinn
ゆっくりとではありますが、少しずつ、続けて行けたら良いなと 思っています。

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