頬をこすると、細い血管が浮き出る
洗顔や化粧、化粧落としなど、特に女性は顔を触る機会が多いでしょう。
目の下に頬の骨があり、そこが強くこすれ、
その結果「毛細血管拡張」を起こします。
◆毛細血管拡張とは
心臓から送りだされた血液は、全身の細胞に運ばれます。
太い血管が枝分かれを繰り返し、だんだんと細い血管へ分かれていきます。
最後は太さ100分の1ミリの毛細血管となり、
皮膚の表面に栄養を送っています。
皮膚を繰り返しこすっていると、その刺激で毛細血管が太くなり、
イトミミズのように浮き出てきます。
写真は、30代の女性の右の頬です。
細い血管がモヤモヤと浮き出ているのが分かるでしょうか。
同じ女性ですが、左の頬はそれほどでもありません。
利き手の右手で化粧をしていたため、右頬が強く刺激されたのでしょう。
◆お肌は「もちもちの餅」を扱うように
毛細血管対策は、洗顔や化粧をするとき、
軟らかい餅を扱うようにしましょう。
化粧水は上から軽く押さえる感じで、お肌になじませましょう。
乳液やクリームは、指がお肌に触れるか触れないかくらいの感覚でぬりましょう。
クレンジングはジェルをたっぷり付けて、化粧を浮かして落としましょう。
ふき取り式のものは、皮膚をこすってしまうので避けましょう。