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40歳を過ぎたらスネは洗わないでください
冬は乾燥の季節。
「スネがかゆい」と来院する患者さんが増える季節です。
見るとスネがカサカサになって、かき傷があります。
「皮脂欠乏性湿疹」といい、読んで字のごとく、皮脂(皮膚の表面のアブラ)が欠乏して湿疹ができる病気です。
皮膚の表面は「皮脂膜」というアブラの膜で保護されています。
皮脂膜は皮膚の皮脂腺という器官で作られます。
皮脂は30歳を過ぎると急激に減ってゆきます。
また、夏と比べて冬は皮脂が2分の1に減少します。
季節によって、年齢によって、洗い方を変えないと、皮膚がカサカサになってしまいます。
体の中で一番乾燥するのが、「スネ」と「太ももの内側」です。
20歳の頃は、洗い去った皮脂は1日に元通りになりますが、40歳過ぎると数日かかります。
40歳を過ぎたら、特に冬は、「スネと太ももは石けんをつけない方が得策」と言えましょう。
汚れやすい「頭の生え際」「耳とその周囲」「顔のTゾーン」「胸の真ん中」「わき」「陰部」「足」は、石けんで洗いましょう。