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「もも上げ」で階段を1つ飛ばしに登ろう
◆つまずく原因は?
「つまずいた ふと見た床に 段差なし」
40歳を過ぎると、平地でつまずきませんか?
転んで顔を地面にぶつけ、病院に来る年配の人が増えました。
原因の一つは、足が上がっていないことでしょう。
小学校で運動会の行進のとき、「もっと足を上げて!」と注意されたことはありませんか。
足を上げるとは、具体的には「太ももを上げる」ことです。
陸上部での練習の1つに、「もも上げ」がありました。
太ももを通常より高く上げて走る練習です。
これにより、力強く走れるようになります。
大人になって使わない筋肉の1つが、太ももを上げる筋肉です。
使わない筋肉は、日に日に衰えてゆきます。
40歳を過ぎてこそ、鍛えなければならない筋肉でしょう。
◆太ももを上げるのは腸腰筋
太ももを上げる筋肉のうち、最も重要な役割をしているのは腸腰筋です。
腸腰筋とは、おなかの奥にある「インナーマッスル」の1つであり、
太ももの付け根の骨と、背骨や骨盤をつなぐ筋肉です。
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腸腰筋を鍛えると、転びにくくなるだけでなく、
腰が安定するので、腰痛対策にもなります。
イスに座っての筋トレは別の記事に譲ます。
〔腰痛対策〕筋トレで背骨を内側から支えよう
今回は立ってする「もも上げ」を紹介します。
〔やり方〕
片手をへそのあたりに置きます。
息を吐きながら、手に膝が触れるまで、ゆっくりと太ももを上げます。
2秒静止して、ゆっくり下げてゆきます。
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背筋は伸ばしてやりましょう。
ゆっくりやるほど効果的です。
バランスを崩しそうな人は、何かにつかまってやりましょう。
片足で10回終えたら反対の足もやりましょう。
3セットが目標です。
2週間もすれば、階段を1つ飛ばしで登れるようになるでしょう。
駅の階段を、1つ飛ばしで、さっそうと登る姿は、カッコいいではありませんか。
くれぐれも無理なさらずに。
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参考文献
1)澤木一貴:『4週間で姿勢が良くなる!スタスタ歩ける!長寿の体幹トレーニング』,大和書房,2022