人格大国・日本(2)教育大国
私たちはよくGHQ政策を批判します。
田中英道先生によりますとGHQの日本占領政策の黒幕はOSSで
そのマッカーサーに指示を出していたOSSの計画は
既に1942年6月に書かれていたとの事。
そのOSSの米国心理戦「(戦後の)日本計画」に於けるアメリカの目的は、
日本を如何に戦争に引き込み、日本との戦争に如何にして勝つか、ではなく、
日本が負けるのは決定事項とした上で、敗戦後の日本をどのように料理するかを書いた「日本計画」
それが今も続く「戦後レジーム」となっています。
例えるなら
お育ちの良くない暴力団の親分・ワシントン君は、善良で優秀な大和君の存在が気に入らない。そこで如何にしてその崇高な人間性を破壊するか策謀を巡らせた。
その上で喧嘩を吹きかけた。
そういう状況では、弱い市民は嫌でも巻き込まれてしまうのです。
そして原爆を落とされ、散々虐められた挙句
大和君は、ワシントン君から
「日本は、好戦的で侵略戦争をしたぁ~」と罪を擦り付けられ
「いわゆる東京裁判」の茶番劇で虐殺された。
その後、今に至るまで日本の社会主義化を目的とする「戦後レジーム」が造られた。
これがワシントン君の「OSS日本計画」です。
この中でも注目したいのは公職追放です。
占領期に、戦前活躍された素晴らしい教育者20万人が公職追放となりました。
そして代わりに同じ人数分、日本を確実に悪くしてくれるであろう3流の左翼学者達をGHQは教育現場に送り込みました。
アメリカが参戦した目的は中国共産党を造る為との事ですが(馬渕睦夫氏)、
日本に対してもアメリカは民主主義などではなく共産化を謀りました。
さて世間ではよく「日本を悪くしているのは、官僚だ」「政治家だ」「経団連だ」……と言います。
しかしその前に、良い人材を輩出するための家庭教育に力を入れるべきですし
大学など教育現場の改善が必要だと思います。
OSSが共産主義者を使って日本の教育を退廃させた結果
今の大学はどうでしょうか。
私はある国立大学の学部長秘書をずっとしてきたのですが、
実際大学内で見て来た出来事をあげますと…
例えば前学部長(名誉教授)が大学に来て大勢の学生に向かって話をします。
その最後に述べた結論は
「要するに、天皇制を潰す!そうしなければ日本は絶対に良くならん!」
それで
教授の上層部(多くは左翼)は拍手をする。
そうした環境の中で、徐々に学生達は洗脳されてゆきます。
さぁ、そうして洗脳された『いわゆる』優秀な学生達は、卒業後どこに行くでしょうか?
霞が関や永田町、大企業に行きます。
そうした教授達の中には「反日思想」の強い方がおられます。
2015年4月に文部科学大臣が国立大学の総長や学長に
入学式、卒業式に於いて国旗掲揚、国歌斉唱を促しました。
それに対し、当時私がいた大学の総長は
「伝統を踏まえて適切に判断する」と言いました。
この『伝統』とは何かについて、私は本部の教務掛企画課に確認しました。
回答はこうでした
「大学の方針、伝統として、国旗掲揚、国歌斉唱はやらない。
戦後からやった記録はない」
同じ大学に息子がお世話になった為、卒業式を前にしてもう一度…
国から予算を貰っているこの国立大学に対し、卒業生の母として
国旗掲揚、国歌斉唱をして欲しいとお願い致しました。
回答は「出来ない」とのことでした。
ちなみに、↓この大学の学生寮の様子です。過激な極左学生に対するガサ入れ。
当時の学内の風景
アメリカが1942年から計画していた日本破壊計画の結実は、
解体すべきです。リフォームではダメで、更地にすべきと思います。
戦後教育を解体し、更地にした後の教育ビジョンは以下の通りです。
日本古来からある精神伝統・助け合い主義によるビジョンに基づく教育システムを再構築します。
教育の根幹
まず人間とはなにか、
人間はどうあるべきかの定義を明確にします。
それから初めて教育が可能となります。
助け合い主義は独自に掲げた「理想的人間像」を目指して
新しい教育を開始します。
助け合い主義の総力を上げて、新しい日本を築くべく尽力します。
活動の第一歩は明確な理念を提示し、
その理念を柱として教育制度を整えることから開始します。
世界に誇れる日本人を生み出すべく総力を上げます。
人格主義の確立
いじめも解決できない今の教育制度や学校制度に期待するには無理があります。
民間の知恵を結集して新たな教育を目指して大いなる挑戦を試みることから開始します。
私たちが総力を上げて造ろうとする
新しい人材育成教育制度の根幹は一言で言えば
人格主義の確立です。
人間性豊かな人格育成を国家再建の柱とします。
①個人人格の確立
豊かな人間性教育を基本とします。
その三要素として
真実、誠実、結実 を上げます。
真実 常に真実を極める努力を惜しまない人間に育てます。
誠実 真心を持って人に接することのできる人間に育てます。
結実 誰もが絶賛する結果を出せる人間を目指します。
別の視点から見た三要素です。
実学、実践、実力 です。
実学 学問の為の学問ではなく生きた学問を身につけることを優先します。
実践 頭で学んだことを徹底的に実践して身に付けるように指導します。
実力 自由自在に応用出来る能力を磨き、実力アップを目指します。
自立能力の育成、逆境に負けない人間の育成、弱者を助ける人間性、
強者に媚びたりへつらったりしない人間の育成を目指します。
②家庭人格の確立
個人人格の成熟した男女が結婚して夫婦となります。
夫婦一体で醸し出す人格を夫婦人格と呼びます。
やがて子供が誕生すれば夫婦は父母となります。
親として子供に対する人格を父母人格と呼びます。
人格、夫婦人格、父母人格の総合体を家庭人格と呼びます。
家庭は過去、現在、未来が含まれており同時に国家や世界の原型です。
祖父母は過去を代表し、父母は現代を意味し、子供たちは未来を意味します。
国家や世界も人間の集まりであり、その人間はあくまでも家庭から誕生します。
すべての基本は家庭です。
さて、人間の持つ創造力が
文化を生み出し、産業を発達させ、今や宇宙時代を築きました。
その全ては人間が存在してこそのことであり、
その人間の存在は誕生から始まります。
その誕生の原点は結婚にあります。
男性と女性が存在する最大の理由は結婚にあります。
結婚により人間は誕生し、その人間によってあらゆるものが生み出されました。
結局、結婚は人間の関わるすべてを生み出す究極の原点と言えます。
アインシュタインは偉大な科学者ですが、
そのアインシュタインも結婚抜きに誕生することはできませんでした。
家庭こそが文化、産業すべての基地と言えます。
「助け合い主義」は
立派な子供の育成を最優先課題として捉えます。
家庭こそが立派な社会、国家、世界を生み出す重要基地です。
立派な世界は立派な国家によって構成されます。
立派な国家は立派な家庭によって構成されます。
立派な家庭は立派な人格を持つ一人の男性と一人の女性の結婚によって形成されます。
結局、
すべての基本は如何に立派な個人を育成できるかにかかっていると言えます。
繰り返しますが、その人格の基地は家庭であると考えます。
③社会人格の確立(公益人格)
社会の役に立てる人間となるにはまず公徳心教育が重要です。
次に、社会のニーズに対応できる実力養成教育(想像力と創造力を磨く)が重要です。
人格の定義を拡大すれば国家人格、世界人格という概念が生まれます。
経済が発展しても国家人格が駄目なら恥ずかしいことです。
お金があっても人間性が駄目なら尊敬されないのと同じです。
人間によって構成される全ての組織団体はそれぞれの人格を持っています。
企業人格、団体人格など無数のレベルの人格が存在します。
国家の指導者になるにはその個人人格が
国家人格に対応できなければなりません。
家庭人格や社会人格における失格者が
国家を正しく導けるはずがありません。
従って国会議員に立候補するなら
家庭人格、社会人格で高く評価された実績が必要です。
村の運動会に優勝できない人をオリンピックに参加させることはできないのです。
軍事大国、経済大国と呼ばれてもそこに人格を感じることはできません。
腕力があり、お金があれば立派な人と呼ばれるでしょうか。
やり手とか手腕家と呼ばれるだけのことです。
人格が立派であることが前提となって後に、
やり手であればそれは絶賛の対象となりますが、
人格が乏しければ恥ずかしいことです。
日本は人格大国を目指します。
人間として高く評価されることを基本とし、その人格の版図を広げます。
その後に経済大国などの呼称がついて来るようになれば理想的です。
そのような国家として日本を再構築すべく
「助け合い主義」が目指す人生の全体像を明確にします。
●人生をオーケストラに例えて理解します。
各楽器はそれぞれの個性を最大限に発揮しそれぞれ自己主張します。
その上で見事なハーモニーを醸し出し、感動を高めます。
その結果として、聴衆の絶賛と拍手があればクライマックスとなります。
これが「助け合い主義」の目指す社会モデルです。
①個人の自由を尊重しそれぞれの個性を思う存分発揮しながら
②見事な調和がより大きな感動となり、その結果として
③第三者の絶賛を受ける
この三要素が揃ってこそ理想的なモデルとなると捉えます。
それぞれの立場は違っても感動を共有することが基本となります。
●人生を三段階に分けて捉えます。
自立人生 親や社会の恩恵を受けながら一人前を目指す人生です。
成人、結婚、職業の三つが基本要素となります。
現役人生 家庭に責任を持ち社会に貢献する人生です。
勇退人生 築き上げた全てを次世代に受け継がせる人生です。
●世代継承を重要視します。
人生の三段階はそれぞれ「過去、現代、未来」と深く関連します。
過去の相続は 自立人生で成され
現代責任は 現役人生で果たし
未来への信託は 勇退人生の最大の責任となります。
要約すれば
「過去に学び、現代に責任を持ち、未来に託す」
「過去に感謝し、現代から感謝され、未来に感謝の種を蒔く人生」
となります。
「助け合い主義」が目指す教育の根幹
若い内に人生の全体像を確立させることを教育の指針とします。
●自立責任を教える(使命を知り、使命に生きる重要性)
真実を究め貫くことの出来る強靭な精神を育てる。
---------------------------------------------------------
逆境に強い人間に育てる(食、衣、住)
可能な限りの自前主義(究極のサバイバルを目指す)
食 地産地消、自産自消、安心安全食
衣 古着もリサイクルして大事に使う
住 省エネ、リサイクル、エネルギー自立
●公的責任の重要性を教える
(受ける人生から与える人生へ成長し現役責任を果たすことを教える)
誠実な生き方の重要性(弱者をいたわり、強者に媚びない)
人格を根拠として最良の伴侶を見出し幸福な家庭を築く重要性
立派な子供を育成することこそが重要であることを教える
家庭の親、社会の親、世界の親を目指し、より高い人格を目指す
●世代継承が人生の最終段階の責任であることを教える
(勇退人生では自立世代に全てを受け継がせることが使命であることを教える)
知恵、技術、財産を次世代に受け継がせることの重要性を教える
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?