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薬を飲むのは悪なのか

体調不良継続中の中、「病院に行くな」「薬は毒」みたいなセンセーショナルなメッセージが届いた。
医療が万能じゃないことも分かるし、言っていることも正しいのだろうと思う。だけど、今、絶賛体調不良の真っ最中に、痛みも自然治癒って言われても、痛いんですけど~ってなる。

いろいろ症状がある中で、昨日は「痛み」が一番の困りごとだった。しかし、原疾患がある以上、痛みはしばらく付き合わなければいけないとの思い込みから、休みの日は痛み止めを飲まずに様子をみようと思った。波はあるものの、冷や汗をかくほどの激痛でもなく、なんとか一日乗り切った。

さて、満を持して、今日は痛み止め解禁と思っていた。
朝起きると、ここ数日で一番スッキリしている。痛みもほとんどない。自然治癒なのだろうか。それとも、気が張っているってことなのか。

いつもより遅めに家を出る。余裕がある。痛み止めを飲まずに出発。
移動中、やっぱり痛みは出てくるけれど、昨日ほどではないので迷う。
が、会議に入る前、やっぱり痛いので痛み止めを飲んだ。

私は薬が効く方だ。
今日は緩やかな痛みはありながら、普通に動いて予定をこなすことができた。思いがけずの路線バスの旅で「初めて」の駅や路線と出会った。
ここ数日で一番QOLが高い日だ。

昨日、たとえ寝ているだけでも、結構痛かったのだから、さっさと痛み止めを飲めばよかった。

これから薬での治療や手術の選択肢が出てきた時、きっと迷うだろう。
それでも自分の身体や感覚と相談して決めるつもりだ。
医療絶対NOでも、医療礼賛でもなく、今、自分が心地よく生きるためにどうするか。先のことは考慮しても、結局先のことなど分からないのだ。

極端だったり、わかりやすく潔いものに呑み込まれがちだけど、そんなにスッキリ決められないのだ。それでも「自分」を尊重する。そしてブレても変わってもいい。それが自然だから。

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