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ジパング‐平成を駆け抜けた現代アーティストたち

日本の現代アーティストとして思い浮かぶのはどんな人たちでしょうか?
草間彌生さん?奈良美智さん?宮島達男さん?
どなたも素晴らしいですが、言わずもがな日本には本当にたくさんの素晴らしいアーティストがいると知った今日この頃です。

先日佐賀県立美術館で開催中の
「ジパング-平成を駆け抜けた現代アーティストたち」に行ってきました。

そこで一番印象に残った作品がこちら。

会田誠 灰色の山

不穏な曇り空にそびえる山々。
よく見ると山を形成しているのは、背広を着たサラリーマンたち。

ネクタイを頭に巻いた酔っ払いサラリーマンに親近感

死体というよりも手の角度や姿勢からは、人々の疲労感や無気力感が感じられます。しがないサラリーマンをやっている身として、
私もあの山の中にいる気がしてしまい、ついつい自分に近い人を探してしまうほど、かなり刺さりました。

この中の一員にならないように働くにはどうしたらいいのだろう…?
スーツを着ない仕事に就くとか表面的なことではなくて、仕事に対する向き合いや日々の生活、1度しかない人生を納得するものにするためにどうするのがいいのか…など考えさせられました。
なかなか思うようにはいかない日々ですが、こういう自分の”在り方”について考えることは日々続けていきたいなと思います。


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