匂いの記憶
こんばんは、ハナエです。
先程、駅の構内で、なんとなく昔なつかしい匂いを感じました。
(正体は、おそらくお惣菜コーナーの食べ物の匂いです)
なつかしい匂いといっても、ノスタルジーな気持ちになるとかではなく、むしろ心がザワザワ、不安な気持ちになりました。
なんでだろう……と駅構内をうろつきながら考えました。
原体験はすぐ分かりました。
私は小さい頃に幼稚園で怖い思いをしたことがあります。
(その時に感じた不安感や、恐怖は、その後の私の人格形成に大きな影響を及ぼしました。)
きっとその頃に感じた匂いに近いものを感じたんですね。
匂いって凄いですね。
匂いひとつで安心したり、不安にもなる。
例えば、
実家の匂い。
おばあちゃん家のにおい。
畳の匂い。
想像しただけで安心する〜。
みなさんの安心する匂いって何ですか?
人って意外にも匂いで相手のことを記憶していたりするものです。
私は以前付き合っていた彼が使っていた柔軟剤の匂いが大好きで、街中で同じ匂いがした人とすれ違うと、今でもその元カレのことを思い出してしまいます。
誰にも気づかれない自分だけの思い出ですね。
私は早朝の時間帯の匂いも好きです。
朝日が地球を照らして、エネルギーに満ちてる感じの匂いがします。(ただし室内で閉め切ってると感じません。)
まだみんな寝ていて、その空気を自分だけが独占してる気持ちになれるのが、早起き・朝活のいいところ。
冬の匂いも好きです。
空気が凛としていて、澄んでいるような、それでいてパリッと乾燥している匂い。
嗅覚は五感の中で最も記憶と結び付いていると言われているそう。
でも目に見えないし、物理的じゃないから、なんとなく、存在を忘れがち。
でも、もう30年近く前なのに、私の気持ちをざわつかせた匂いのように、
自分だけの嗅覚による記憶のヒストリーが、私たち一人一人にはしっかりあるんですね。
私の脳内に自動保存されてる大切な匂いの記憶。
スマホの写真のように、データとして抽出したり、Googleドライブに保存したりとか出来るようにならないかなぁ。
畳の匂いフォルダとか
元彼の匂いフォルダとか(笑)
コレクションにハマりそう。