結局、行きつくのはシンプル
以前はおやつを食べませんでしたが、まだ食事の量が少ないので、空腹時に少しエネルギー補給したくなります。が、食べられる物も少ないのが難。
何かないかと考えると……そうだ、お煎餅。でも、スーパーやコンビニで売っているものは添加物が多く、旨味成分として添加されている物で反応すると嫌です。
そういえば、あそこにお煎餅屋さんがあったなと思い出しました。
奥では備長炭でお煎餅を焼いている方が見えます。
こんにちは~と声をかけて入ると、お姉さんが
「こちらのケースが、本日焼いたものです」
と教えてくれました。基本のお煎餅と、米粒を感じられるようにしたものと2種類ありました。とりあえず基本を買いました。
材料は、うるち米、醤油、以上!この潔さ。
(というか、もともとこれが普通だったわけですよね)
🍘
コスパ、コスパと言う人たちは、代金をグラム数や個数で割って「コスパが良い」だの「悪い」だの言いますが、私はそこに価値を感じません。
最高級の食材を使っている、だから「美味しい」「高い」という食品も同様です。
近所の老舗の和菓子屋さんは、高齢のご店主が朝からお餅を搗いて作ります。それにしてはお安いと私は思います。きっと、朝からお餅を搗く話を聞くのも付加価値なのでしょう。
なんといいますか、熟練の塩梅なのか安心する味です。このお店は豆大福、このお店はどら焼き、このお店はおこわと、自然と使い分けしています(和菓子屋さんのおこわって美味しいですよね)。
以前住んでいた辺りのクリニックに行った際、駅前の和菓子屋さんには
『都心と比べると半額のお値段です。日持ち〇日』
というポップが躍っていました。少し買って帰ったのですが、スーパーやコンビニで売っているような均一な味でした。いくら半額でもこれでは、ね。
朝搗いたお餅なら、夕方には固くなって当たり前。むしろ日持ちするということは添加物を疑います。その時に食べたい分だけ買う、それで良いのだと思っています。
🍘
後日、粒感の残る方を買いました。
この日は「本日焼きました」の方にあら挽きがなかったので個包装を買いましたが、その日に焼いたものを買うと決めました。家で食べるものに個包装は勿体ないので。
粒感が残るあら挽きは食感が良いです。
個包装のタイプにはリーフレットが同封されていて、蒸籠で蒸した餅を杵で搗いて生地を作って、炭火で焼くとありました。お米も醤油も千葉産、本社も千葉だそうです。
その手間ひまとこの味、私はそこにお金をかけたいです。